シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

>映画『インデペンデンス・デイ』『2012』でディザスター・ムービーの巨匠となったローランド・エメリッヒ監督の 出世作で、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ドルフ・ラングレンという二大アクションスターが激突したことでも話題になった映画『ユニバーサル・ソル ジャー』。その正当な続編となる映画『ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション』がとうとう公開される。

 映画『ユニバーサル・ソルジャー』は、ヴァン・ダムがアクションスターとしての地位を確立した代表作として語られることの多い映画だった。だが、 シリーズ第2作の映画『ユニバーサル・ソルジャー/ザ・リターン』は、前作とつじつまの合わない個所が多いという、ツッコミどころの多い作品。そこでヴァ ン・ダムの敵役に、オリジナル・キャストであるドルフを据え、第一作から地続きの正当な続編として作られたのが、今回の『ユニバーサル・ソルジャー:リ ジェネレーション』だ。


 しかし、第一作からは早くも18年の時が流れており、ヴァン・ダムは今年50歳、ドルフは53歳になる。普通の俳優ならば壮年の働き盛りと言える かもしれないが、アクションスターにとっては寄る年波がつらいころ。だが、本物志向の『ユニバーサル・ソルジャー』であるだけに、二人はスタントも使わ ず、氷点下18度に達する極寒の中で撮影を続けたのだという。リアリズムに徹した演出も、18年ぶりの宿敵同士のバトルとなる二人のガチンコ対決を盛り上 げた。


 ブルース・ウィリスのようにアクションスターとしての体力が衰えてからは演技派として活躍する俳優も多い中で、50歳を迎えて今なおアクションス ターの地位にこだわり続けるヴァン・ダムとドルフ。今の世の中に必要なのは、二人のような熱意と頑固さ……かも?


映画『ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション』は2010年6月26日より、シネマート新宿ほか全国公開