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>2010年4月27日、中国紙・京華時報は、上海万博の日本産業館に本場の懐石料理が味わえる高級料亭が出店するが、あまりの値段の高さにほとんど予約が 入らない状況だと報じた。

高級料亭「紫 MURASAKI」は、美しい日本庭園を楽しみながら日本の有名料亭から集められた一流シェフによる本場の懐石料理が堪能できるという万博期間限定の特別 プロジェクト。客室は全室個室で5室(1室6人まで)、1日10組限定で提供される。食材や調理器具などは全て日本から持ち込まれたもの。料理はおまかせ コースのみで、価格はお1人様3000元(約4万円)、飲料代は別となっている。

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ところが、3月1日より予約受付が開始されたものの、あまりの値段の高さにほとんど予約が入っていない状況だという。中国国家統計局によると、中国人の 09年の平均年収は都市部住民で1万7175元(約23万円)。確かに一般庶民には手の出ない金額だ。

記事によれば、日本産業館側は「これが日本だったら5000元(約6万8000円)は下らない。値段は中国向けに十分考慮されている」と話している




うん、でもさ、それだけの金を一食にぽんと出せるような人だったらさ、本場の日本懐石が食べたいと思ったら日本に行くよね、上海じゃなくて。風情もへったくれもない上海万博の日本産業館で食べたところで「本場」とは思えないだろうしね。コンセプトが最初から間違ってると思うんだけど。