> 昨年6月に亡くなった米人気歌手マイケル・ジャクソンさん(享年50歳)の生前最後と思われる直筆サインが、日本で世界初公開されることが4日、分かっ た。亡くなる前日の2009年6月24日の日付入りで、オークション会社の真贋(しんがん)鑑定済み。5月19日に東京・六本木ヒルズumuで開幕する 「マイケル・ジャクソン遺品展」への出品がこのほど緊急決定した。

 キング・オブ・ポップが最後に書いたとされる直筆サインが、日本で初公開される。

 マイケルさんに非常に近い関係者がこのほど、出どころを未公開にする条件で提供したもの。関係者が知り合いのためにマイケルさんに頼んだとみられ、CD ジャケットにサインされている。サインには亡くなる前日の09年6月24日の日付が書かれており、関係者によると、マイケルさんが生前最後に書いたものだ という。

 CDジャケットそのものを提供すると、出どころが分かってしまう可能性があるため、サインの部分だけ切り抜かれた状態になっている。マイケルさんのサイ ンの真贋を長年鑑定してきた米ジュリアンズ・オークション社が鑑定を行い、本物のお墨付きだ。同社も「現段階では、この後に書かれたサインの存在がいまだ に確認されていないので、最後といって間違いない」としている。

 サインはマイケルさんの命日の6月25日にラスベガスのプラネット・ハリウッドでオークションに出品予定。その直前に日本で遺品展が開催されるのを受 け、先駆けて公開されることが決まった。

 同社では落札予想価格を4000~1万ドル(約38万~95万円)とみているが、関係者は「5万ドル(約475万円)以上ではないか」とも話している。 マイケルさんの死後行われた09年のオークションでは、83年のテレビ出演時に着用していたラインストーンの手袋が予想価格6万ドル(約570万円)を大 きく上回り、35万ドル(約3325万円)になったこともある。

 遺品展は19日から31日に東京・六本木ヒルズumuで開催されるが、サインは19~23日の5日間のみ公開。ファンが殺到しそうだ。