[シネマトゥデイ映画ニュース]

> 映画『キル・ビル』や『パルプ・フィクション』で知られるクエンティン・タランティーノ監督が、今年の9月に行わ れるヴェネチア国際映画祭で審査委員長を務めることが決まった。

 世界3大映画祭のひとつ、ヴェネチア国際映画祭は、今年で第67回を迎え、9月1日から11日にかけて行われる予定。今回、タランティーノ監督を 選んだ理由について、映画祭の実行委員会は「彼は今日の映画界において驚くべき才能にあふれた傑出した映画監督であり、映画作家としても手本とされる存在 となっている。そしておそらく、ロックスターのように世界中の人々から崇拝されている数少ないアメリカ人映画監督の一人だ」と述べている。
 
 また、「彼の映画の独自なスタイルは、過去の映画や漫画、(日本などの)アジアの映画から影響を受けている。しかし、古くからあるストーリーをよみがえ らせているようでもあり、さまざまな映画のジャンルが織り交ざっているようでもある。まさに“パルプ・フィクション”だ」とも語っている。


 今年のアカデミー賞では、タランティーノ監督の最新映画『イングロリアス・バスターズ』でハンス・ランダ大佐を演じたクリストフ・ヴァルツが、見 事助演男優賞を受賞している。


 監督は現在、2014年の公開に向けて、映画『キル・ビル』の続編『キル・ビル vol.3』の脚本を執筆中だ。