スペイン出身のアントニオ・バンデラスが、同郷のペドロ・アルモドバル監督と久々にタッグを組んで新作に取り組 むことがわかった。
1999年の映画『オール・アバウト・マイ・マザー』で国際的名声を得たアルモドバル監督だが、バンデラスとは、初期の作品であるスペイン映画 『マタドール<闘牛士>炎のレクイエム』や、『欲望の法則』、またバンデラスを有名スターにのし上げた『アタメ』でタッグを組んでおり、バンデラスにとっ て今回の新作は古巣に戻る形となる。
新作は『ラ・ピエル・ケ・アビート』(原題)というタイトルの復讐スリラーで、バンデラスは自分の娘をレイプされた整形外科医を演じる。アルモド バル監督はスペインの日刊紙「エル・パイス」でこの作品について「これまで書いた脚本の中で、最も厳しい状況の物語。バンデラスの演じるキャラクターはと ても残忍なんだ」と語っている。撮影は、今年の末頃から行われる予定。