> 故深作欣二監督の遺作で過激な暴力表現が社会問題になった映画「バトル・ロワイアル」が、封切りから10年を経て3Dで復活する。バイオレンス映画の
3D化は世界初で、過去の作品の3D化は日本初の試み。11月公開で全国150館近くで上映予定。名作の3D化は一気に広まりそうで、ゴジラや故三船敏郎
さんが飛び出す映像で見られる日も近そうだ。
中学生が殺し合う様子を描き、国会でも「子供に有害」と指摘されるなど物議を醸した伝説のバイオレンス作品が3Dでよみがえる。
配給の東映は東京・大泉にデジタルセンターを建設し、最新の3D技術に対応できるよう過去のフィルムのデジタル化を進めている。バイオレンス作品では前 例がなく、映像の迫力やち密性が優れていることから第1弾を同作に決めた。
関係者は「深作欣二氏というたぐいまれなアクション監督の遺作を新技術の中で復活させたかった」と説明。藤原竜也(28)のほか、柴咲コウ(28)塚本 高史(27)ら現在も活躍する出演者が多く登場することもあり「10年たっても古臭さは全くない。今の若者も楽しめるはず」と自信を見せている。
00年公開の同作は興行収入32億円を記録。01年度の邦画3位(実写1位)の大ヒットとなった。
作業は今月初めにスタート。全編約2500カットを1カットずつチェックし、飛び出るように見せたい部分や奥行きを出したい部分を選び出し処理を施して いる。テスト映像を見た関係者は「思わずのけぞるような迫力に背筋が寒くなった」と話しており、3Dの効果は絶大な様子。さらにCGを使って、弾丸や血し ぶきの量を増やす予定で、音響も映画館の最新設備に対応できるよう入れ替える。
完成は10~11月を予定。主演の藤原は「作品が3D技術によって生まれ変わり、多くの人々に刺激と感動を与えてくれることをいち観客として楽しみにし ています」と心待ちにしている。米映画「アバター」や「アリス・イン・ワンダーランド」のメガヒットで3Dが世界の潮流になりつつある中、新たな映画ビジ ネスとして注目を集めそうだ。
中学生が殺し合う様子を描き、国会でも「子供に有害」と指摘されるなど物議を醸した伝説のバイオレンス作品が3Dでよみがえる。
配給の東映は東京・大泉にデジタルセンターを建設し、最新の3D技術に対応できるよう過去のフィルムのデジタル化を進めている。バイオレンス作品では前 例がなく、映像の迫力やち密性が優れていることから第1弾を同作に決めた。
関係者は「深作欣二氏というたぐいまれなアクション監督の遺作を新技術の中で復活させたかった」と説明。藤原竜也(28)のほか、柴咲コウ(28)塚本 高史(27)ら現在も活躍する出演者が多く登場することもあり「10年たっても古臭さは全くない。今の若者も楽しめるはず」と自信を見せている。
00年公開の同作は興行収入32億円を記録。01年度の邦画3位(実写1位)の大ヒットとなった。
作業は今月初めにスタート。全編約2500カットを1カットずつチェックし、飛び出るように見せたい部分や奥行きを出したい部分を選び出し処理を施して いる。テスト映像を見た関係者は「思わずのけぞるような迫力に背筋が寒くなった」と話しており、3Dの効果は絶大な様子。さらにCGを使って、弾丸や血し ぶきの量を増やす予定で、音響も映画館の最新設備に対応できるよう入れ替える。
完成は10~11月を予定。主演の藤原は「作品が3D技術によって生まれ変わり、多くの人々に刺激と感動を与えてくれることをいち観客として楽しみにし ています」と心待ちにしている。米映画「アバター」や「アリス・イン・ワンダーランド」のメガヒットで3Dが世界の潮流になりつつある中、新たな映画ビジ ネスとして注目を集めそうだ。