SMAP・香取慎吾(33)が29日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで主演映画「座頭市 THE LAST」の公開初日舞台あいさつを 行った。映画は年内にタイで公開されることが決まったほか、イギリスなど欧州、台湾などアジアからも公開オファーが届いており、香取は「今日がスタート。 ここから1人でも多くの人に見てもらいたい」と笑顔で語った。
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 盲目の市を演じるために、目を閉じて生活するなどして役作り。2カ月に及んだキャンペーンでは全国を飛び回った。「こんなに初日を待ち望んで、こんなに 公開がうれしいのはあまり経験がない」。香取は感無量の表情だった。

 壇上では、反町隆史(36)が「(阪本順治)監督からあったかい手紙をもらった。僕は2枚」とエピソードを明かすと、香取が「僕は5枚くらい…」と続 き、その後、原田芳雄(70)が「監督と5~6回仕事してるけど1回ももらったことがない」とこぼすなど、和気あいあい。故・勝新太郎さんの「座頭市」に も出演した仲代達矢(77)には「(香取は)体も大きいけど芝居も大きい。香取座頭市は、『市はこういう人だったんじゃないか』と思える純情座頭市、原点 座頭市だ」と最高の言葉も贈られた。

 香取は29日と30日で7カ所計11回の舞台あいさつを行う。映画のタイトル『ザトウイチザラスト』にちなみ「有楽“座”」「“TO”HOシネマズ六本 木ヒルズ」「“市”川コルトンプラザ」「京成ロー“ザ”」「船橋“ら”らぽーと」「品川プリン“ス”シネマ」「ユナイテッドシネマ“豊”州」が会場と聞 き、「2番目の“TO”が一番気になりまね。(TOHOは)どこにでもありますからねー」とつっこみを入れながら笑顔。全会場に行くというファンに「一 緒に行動する?」と呼びかけ笑わせていた。