シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

> デンマーク映画『ある愛の風景』のアメリカ版として製作された映画『マイ・ブラザー』で2児の母親役にチャレンジし たナタリー・ポートマンが、意外な男性の好みを明かした。

 『マイ・ブラザー』は、過去に映画『父の祈りを』でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した名匠ジム・シェリダン監督のもと、トビー・マグワイア、 ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマンら豪華キャストが集結、その共演も話題の人間ドラマ。家族の崩壊と再生を情感豊かにつづる珠玉の感動作だ。


 ナタリーは本作で二人の子どもの母親を演じたことについて、

「8歳と6歳の子どもを持つ女性を演じることは、わたしにとって大きな挑戦だったわ」

と正直な気持ちを明かす。しかし、ナタリーには母という、温かくて母性に満ちあふれた素晴らしいモデルがいたので、役に自然に入り込めたことを明かした。 また、本作に登場する兄弟で、奔放な弟トミー(ジェイク・ギレンホール)とまじめな兄サム(トビー・マグワイア)について、個人的にはどちらが好みのタイ プか聞いてみると、

「わたしの好みのタイプ? 悪い男の方かしら」

とハーバード大学卒の才女、ナタリーのイメージを覆す意外な答えが返ってきた。


 本作が家族や戦争について精密に描かれている作品だと語るナタリーは、

「軍人の裏側、つまり家庭生活について、海の向こう側にいる愛する人を支 え、家族のためにどれだけ必死になって戦っているのかということは、あまり知られていないわ」

と熱のこもった意見を表した。


 ナタリーは、この作品に特別なメッセージはないという。

「多くの傑作がそうであるように、観客が自分の状況に合わせて、それぞれこの映画から何か を感じ取ってくれると思うわ」

と本作の人間ドラマの描写に自信をうかがわせた。映画『レオン』で衝撃的なスクリーンデビューを飾ったナタリーは、現在28 歳。円熟した女優としてさらなる彼女の活躍に期待したい。


映画『マイ・ブラザー』は6月4日よりTOHOシネマズみゆき座ほかにて全国公開



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