デ イリースポーツ より(以下一部抜粋)

 人気グループ・SMAPが、本人たちも知らぬ間に主演していたドラマ、テレビ朝日・ABC系「『毒トマト殺人事件』SMAPに内緒で勝手にドラマ作っ ちゃいましたSP」(後7・57)が7月1日に放送されることが9日、分かった。1月10日に同局で放送されたバラエティーの収録現場にドラマのカメラを 潜入させて制作した“ドッキリドラマ”。知らぬ間に殺人事件の容疑者になっていたメンバー5人の演技ではない素の表情が見どころだ。
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 ドラマは、1月に放送されたバラエティー「SMAPがんばりますっ!!」で司会を務めていた大下容子アナウンサーが自宅で殺害され、容疑者となった SMAPが刑事に追いつめられ、真犯人が逮捕されるまでを描く。

 ドラマ収録は、バラエティー現場で本人たちに知らせることなく、秘密裏に行われた。ドラマで刑事役を演じた平泉成が現場潜入し、5人の動きに合わせて演 技。これを別カメラで撮影し、ドラマに仕立てた。劇中には、メンバーと平泉の素のやりとりも使われた。

 配役は当時のバラエティーの役回りを生かしたもの。無人島で鬼ごっこをした中居正広(37)が「地下要さいの支配者」、トマトだけで3日生活した木村が 「トマトを食らう吸血鬼」、坂を全力走破した草なぎ剛(35)が「街中を全力で走り続ける男」、カラオケで100点を出すまで歌い続けた稲垣吾郎(36) が「カラオケボックスの住人」、そして24時間縄文時代生活に挑戦した香取慎吾(33)が「なぞの縄文人」として設定された。台本もセリフ覚えもないドラ マ主演だけに、メンバーもドラマ制作の事実を伝えられると、「全く気付かなかった」と仰天。完成作を見た木村は「すべてに用意周到に配された設定。素の表 情をこれだけのストーリーにするとは…」とドラマ界史上初の試みに脱帽。中居は「今この瞬間も何かドッキリを仕掛けられているんじゃないかって心配になる よ」と笑わせていた