> ロバート・ダウニー・ Jr. 主演で世界的なヒットを記録中の「アイアンマン2 」 について、ジョン・ファブロー 監督が語った。
同 作は、ダウニー・Jr.演じる天才発明家にして大企業社長のトニー・スタークが、自ら開発したパワードスーツを身にまとったヒーロー、アイアンマンとして 活躍する姿を描くアクション大作。
ファブロー監督は、ダウニー・Jr.について
「最初はトニー役とは考えていなかったんだ。製作側として は彼よりも若い俳優を望んでいた。でも、実際に会ってみたらイメージもぴったりだったし、非常に熱意があった。それで彼こそ適任だと確信したんだ」
と述 懐。そして、
「彼が演じると、アイアンマンよりトニー自身が魅力的になる。従来の作品では(変身後の)ヒーローにひかれたけど、この映画ではトニーの方が 魅力的だ。それは作品全体にとってメリットになる。前作の成功で僕は監督として認められ、彼にも出世作になった。その経験を共有した相手との仕事は面白い よ」
と絶賛してやまない。
さらに、ファブロー監督はアイアンマンに対しても並々ならぬ情熱を注いでいる。今回は、前作からバージョンアッ プした新型パワードスーツが登場。それらのデザインには、原作コミックだけでなく日本のアニメや漫画の影響もあるという。
「デザインに関 しては日本のマンガの影響がかなり出ていると思うよ。アニメの持つ大げさな表現を実写に使うと面白いと思ったしね。今回はアタッシェケース型でミサイルな どの武器がついたスーツもあるし、強じんな外見に反して顔は人間っぽくしたりもした。ひらめきのヒントになったのが日本のアニメや、アメリカのアクション 映画だ。突飛な感じにすることで、ユーモアを感じてもらえると思ったんだよ」
確かに、全身に赤いラインが入ったデザインや顔つきは、ウル トラマンなどを想起させる。
「そうだね。それと最近の作品では『APPLESEED 』 とかね。日本にはアイデアのヒントをたくさんもらった。今回は日本庭園のような場所で繰り広げるアクションシーンもあるけど、あれは黒澤明 監督のサムライ映画のイメージも欲しかったからなんだ」
「アイアンマン2 」はパラマウント配給で、6月11日 から全国で公開。
今回もトニーの運転手ハロルド役で出演もしているファブロー監督
やや、その手にしているのがアタッシェケース型のスーツですねっ?!