>映画『スター・ウォーズ』シリーズ、映画『デイ・アフター・トゥモロー』など、ハリウッドの超大作を手掛けてきた CGプロデューサーが驚愕(きょうがく)の「メガ津波」を描写した映画『TSUNAMI-ツナミ-』が、9月25日に公開されることがわかった。
本作の舞台は、毎年夏には100万人以上の海水浴客でにぎわう韓国の代表的リゾート、「海雲台(ヘウンデ)」。その土地に暮らす人々やバカンスに 訪れた人々に、ある日突然、高さ100m、時速800kmの「メガ津波」が容赦なく襲い掛かる……。そして、「海雲台」で平凡ながらも懸命に生きる人々の 喜怒哀楽をエモーショナルに紡いでいくという。
「ツナミ」が世界共通語であるということは、よく知られているが、「メガ津波」という言葉は聞いたことがない。しかし、これは本作の宣伝のために 作り上げた言葉ではないらしい。予告編には、迫りくる津波、平穏な街を突如包み込む水しぶきと、津波が逃げ惑う人々を容赦なくのみ込んでいく鬼気迫る描写 とは対照的に、イスに腰掛けたおじさんが「メガ津波!?」と連呼する姿が描かれている。
本作のメガホンを取ったユン・ジェンギュン監督は、「シナリオを書きながら、わたしは『ハリウッド式のヒーロー主義』にしたくないと考えていた。 周囲から心配と懸念の声が多く聞かれたが、『平凡な人間たちによる、わたしたちの新しい物語』として本作を作ることに決めた」とその制作経緯を語ってい る。
ハリウッド映画の10分の1にも満たない予算で、5年もの月日を費やし制作されたという本作。ジェンギュン監督が「アジアならではの情緒を描い た、わたしたちなりのパニック映画」「世界のどこに出しても恥じない作品」と自負する映画『TSUNAMI-ツナミ-』は、ハリウッドの超大作を手掛けて きたCGプロデューサーが手掛けた、邦画では観ることのできない圧倒的な映像表現と、ハリウッドでは描けないアジアならではの情感と機微にあふれたリアル な人間ドラマを兼ね備えた、新しい「パニック感動ドラマ」に仕上がっているそうだ。
映画『TSUNAMI-ツナミ-』は9月25日より新宿バルト9ほかにて全国公開