> SMAPの草ナギ剛(35)と俳優の堤真一(45)が、11月上演予定(東京・世田谷パブリックシアター)の2人芝居「K2」(演出・千葉哲也)で舞台 初共演する。

 ヒマラヤにある世界第2位の高峰「K2」(8611メートル)で遭難した2人の男の運命を描く山岳劇。ハロルド(堤)とテイラー(草ナギ)は登頂に成功 しながらも、下山途中の8100メートル付近で遭難。しかもハロルドは足を骨折し、身動きが取れなくなる。氷点下40度、酸素も薄い極限状態の中、死を間 近にした2人はお互いの人生を語り出す。

 舞台上に氷壁のセットを組むほか、本格的な登山技術も駆使しながら、自然の脅威にさらされた2人の男の心理を丹念に描く。草ナギと堤はドラマでの共演は あるが、舞台は今回が初めて。しかも2人芝居とあって、ガチンコのぶつかり合いとなるが、草ナギは「堤さんは、とても尊敬している俳優さんなので、胸を借 りるつもりで精いっぱい頑張ります」。堤は「その演技に触れる度に、いずれ絶対に舞台で共演したい!と話していました。けいこからガッツリと向き合って、 いい芝居づくりがしたい」と意気込む。

 草ナギの客演は今回で3回目となるシス・カンパニーの北村明子プロデューサーは「極限状況の氷壁を舞台に、グッと人間心理の内面に踏み込んだ男の世界を 描き出してほしい」と期待を寄せた。