>アメリカでは、6月11日より1980年代の人気ドラマを映画化した『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』が封切られたが、また新たな1980年代ドラマが映画化されようとしている。
ロサンゼルス・タイムズ紙が独占スクープとして伝えたところによると、1984年から1989年の間に、アメリカのCBSテレビで放映されたドラ マ「ザ・シークレット・ハンター(The Equalizer)」の映画化が進められており、主演スターとしてラッセル・クロウがかかわっているとのこと。同ドラマの映画化は数年前から進められて おり、当初はザ・ワインスタイン・カンパニーのボブ&ハーヴェイ・ワインスタイン兄弟がかかわっていたが、現在は『インビクタス/負けざる者たち』や 『トータル・フィアーズ』などジャック・ライアンシリーズを手掛けてきたメイス・ニューフェルドがプロデューサーとして参加している。
クロウが演じるのは、故エドワード・ウッドワードが演じた主人公の探偵ロバート・マッコールで、彼が諜報員時代の経験を生かして依頼人の問題を解 決していくクライム・サスペンスだ。毎回エピソードには、レイプやドラッグ、銃問題などが取り上げられていた社会派ドラマで、地味なシリーズながらもカル ト的人気を誇っている。
ラッセルは、ウッドワードがマッコールを演じた年齢より若く、組織の汚職に疲れ果てた初老の探偵役には早すぎる気もするが、警察な ど法では裁ききれない悪を退治する年老いたヒーローが主人公の映画は面白いかもしれない。
ラッセルが、『グラディエーター』『プロヴァンスの贈りもの』『アメリカン・ギャングスター』『ワールド・オブ・ライズ』に続いて、リドリー・ス コット監督とコンビを組んだ、新作『ロビン・フッド』は12月に日本公開予定だ。