シネマトゥデイより(以下一部抜粋)

 本当にあった怪談話を集めた原作「新耳袋」を基に劇場映画化した映画『怪談新耳袋 怪奇』があまりに恐ろしく、観ると本物の霊が憑依(ひょうい)してしまうかも? との映画会社の判断により有名霊媒師によって除霊の儀が執り行われた。

映画『怪談新耳袋 怪奇』衝撃の除霊の儀

 除霊を行ったのは霊照会教主、鶴田麗貴氏。鶴田氏は映画を観ると、「数多くの心霊を扱ったホラー映画を観てきましたが、この作品ほど正確にその世界を描いた映画はありません」と公開を危惧(きぐ)するコメントを発表。「霊能者として普段見えている世界を、そのまま描写している作品です。わたしが観たときにも、入れ替わり立ち替わりいろんな霊が集まってきました」と映画を観ているときの恐怖体験についても語ってくれた。

 さらに鶴田氏はこのままでは観客の身にも危険が及ぶことを「映画館で観るお客様にも、霊が皆さんを頼ってきます。家に帰ったら、普段聞こえない声が聞こえたり、誰かに触られている感覚を受けるかもしれません」と指摘。そこで安全を考え、これから映画を観るであろう観客を特別に除霊していただくことになった。

 新耳袋は過去に、映画『リング0 バースデイ』の鶴田法男、映画『呪怨』の清水崇などJホラーの巨匠が参加してきたシリーズだけに、霊を呼び寄せてしまうほどリアルな出来になってしまったのかも? 映画『怪談新耳袋 怪奇』は「ツキモノ」と「ノゾミ」の2つのオムニバスストーリー仕立てで、主演は多方面で活躍中のアイドル、真野恵里菜。監督には映画『東京島』の篠崎誠を迎える。脚本は過去自身もシックスセンスの持ち主だったという三宅隆太が担当するというから、それも一因かもしれない。

 除霊はしっかりと完了したものの、映画の恐ろしさは変わらない。あなたのそばにも、見えていないだけで、本当に映画の中の世界が展開しているのかもしれない……。

映画『怪談新耳袋 怪奇』は9月シアターN渋谷ほか全国順次公開


日本中から本当にあった怖い実話怪談を収集し、現代怪談ブームを巻き起こした「新耳袋」。同著はBS-TBSでショート・オムニバス『怪談新耳袋』として映像化され、熱狂的ファンを生んで100話を越えるエピソードが誕生。続いて製作された劇場版シリーズ3作品も大ヒットを記録、世界を席捲したJホラーにも大きなインスピレーションを与えた!"増殖"をキーワードに各メディアに進出し、現在も活躍中の気鋭監督を多数輩出した『怪談新耳袋』。原作の出版から20年、もはや伝説となった最恐のロング・シリーズが、劇場用映画最新作『怪談新耳袋 怪奇』として、遂に登場する!!
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(C)2010「怪談新耳袋 怪奇」 製作委員会