> 小惑星イトカワに着陸した探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルの開封に向けた最終的なエックス線検査が19日行われ、外部からの調査では、カプセル 内で砂粒などの試料は確認できなかった。

 宇宙航空研究開発機構が19日、発表した。

 イトカワの試料は、採取に成功していたとしても、0・1~0・01ミリ・メートルほどの小さな粒子と推定されており、宇宙機構は今週以降にカプセルと、 その内部の容器を開封。中に入っている物質をかき出し、詳細に調べる予定だ。

 この日の調査は、カプセル内の容器のふたが密封されているかどうかの調査が主目的。0・15~0・2ミリ・メートル間隔で、ふたの周囲をエックス線で検 査し、密封されていることは確認できたが、ふたの周囲ではイトカワの試料らしきものは見つからなかった