サ
ンケイスポーツより(以下一部抜粋)
>サッカー・南アW杯日本代表合宿(28日、南アフリカ・プレトリア)ムサシ魂でパラグアイ撃破だ!! 日本代表MF本田圭佑(24)=CSKAモスクワ= が29日の決勝トーナメント1回戦・パラグアイ戦(プレトリア)に向け、PK練習で『コロコロPK』を披露していたことが判明。世界が絶賛する時速100 キロの無回転ブレ球FK&コロコロ弾の“剛柔二刀流”の秘策を携え、史上初のベスト8進出の立役者になる。
【写真で見る】いざ決戦!パラグアイ戦に向けた公式練習で軽快に動く本田
全身から気合がみなぎっていた。本田は自慢の金髪を染め直し、元日本代表MF中田英寿氏のような短髪で、ロフタス・バースフェルド競技場での公式練習に 現れた。
「あしたは何が何でも勝ちたい。負けたくない気持ちを前面に出す」
パラグアイ戦に敗れれば、30日に帰路につく予定。ここで終わるつもりはない。かつて中田も担当していたドイツ在住の日本人美容師に依頼し、この日朝に 身なりを整えた。意図を問われて「見たら分かると思いますけど、まあ普通に…」と言葉を濁したが、さらなる高みを目指す決意の表れだ。
接戦必至のパラグアイ戦に備えて秘策も用意した。堅守を誇る相手に延長・PK戦を想定して行われた27日の非公開練習のPK練習。PK職人と称される MF遠藤の代名詞『コロコロPK』を繰り出していた。
相手GKの動きを読み切り、軽くけるだけでゴールネットを揺らす“秘技”。DF長友が「(本田は)相手をよく見てけるタイプ。そういう意味ではヤット (遠藤)さんに近い」と証言する通り、無回転FKに象徴される剛のイメージを一変させる柔の技で、仲間を驚かせた。
付け焼き刃ではない。オランダ・VVVフェンロ所属時代にも何度かコロコロ弾を披露した。岡田ジャパンのPKキッカーは遠藤が務めるが、相手に研究され ていない本田の出番は十分にあり得る。
もちろん、デンマーク戦で「C・ロナウド(ポルトガル)級」と世界を驚かせた無回転FKの調整にも余念がない。プレトリアの標高は1370メートル。南 アフリカで時速100キロと報じられたブレ球弾には、空気抵抗が少ない高地は好条件だ。
「基本的にはGKの正面を狙うけど、調子のいいときはコースを狙う」。標高1500メートルのルステンブルクで行われたデンマーク戦で、相手GKと駆け 引きしながら左サイドネットに突き刺した一撃は、高地で必殺技を操る術をつかんだ証拠。居残りFK練習にも熱がこもった。
岡田監督は「W杯という大きな大会で勝負を決めるのは、えてしてFKやセットプレー。いつも通り、彼に期待するのは点を取ること」と8強入りの原動力と して“悪魔の左足”に期待。本田も「大事な試合になればなるほど、セットプレーは大事。少ないチャンスを決められるかが、勝敗を分ける」と呼応した。
剛と柔。輝きを増した金狼が、鋭い二刀流を携えて新たな歴史を作ってみせる。
>サッカー・南アW杯日本代表合宿(28日、南アフリカ・プレトリア)ムサシ魂でパラグアイ撃破だ!! 日本代表MF本田圭佑(24)=CSKAモスクワ= が29日の決勝トーナメント1回戦・パラグアイ戦(プレトリア)に向け、PK練習で『コロコロPK』を披露していたことが判明。世界が絶賛する時速100 キロの無回転ブレ球FK&コロコロ弾の“剛柔二刀流”の秘策を携え、史上初のベスト8進出の立役者になる。
【写真で見る】いざ決戦!パラグアイ戦に向けた公式練習で軽快に動く本田
全身から気合がみなぎっていた。本田は自慢の金髪を染め直し、元日本代表MF中田英寿氏のような短髪で、ロフタス・バースフェルド競技場での公式練習に 現れた。
「あしたは何が何でも勝ちたい。負けたくない気持ちを前面に出す」
パラグアイ戦に敗れれば、30日に帰路につく予定。ここで終わるつもりはない。かつて中田も担当していたドイツ在住の日本人美容師に依頼し、この日朝に 身なりを整えた。意図を問われて「見たら分かると思いますけど、まあ普通に…」と言葉を濁したが、さらなる高みを目指す決意の表れだ。
接戦必至のパラグアイ戦に備えて秘策も用意した。堅守を誇る相手に延長・PK戦を想定して行われた27日の非公開練習のPK練習。PK職人と称される MF遠藤の代名詞『コロコロPK』を繰り出していた。
相手GKの動きを読み切り、軽くけるだけでゴールネットを揺らす“秘技”。DF長友が「(本田は)相手をよく見てけるタイプ。そういう意味ではヤット (遠藤)さんに近い」と証言する通り、無回転FKに象徴される剛のイメージを一変させる柔の技で、仲間を驚かせた。
付け焼き刃ではない。オランダ・VVVフェンロ所属時代にも何度かコロコロ弾を披露した。岡田ジャパンのPKキッカーは遠藤が務めるが、相手に研究され ていない本田の出番は十分にあり得る。
もちろん、デンマーク戦で「C・ロナウド(ポルトガル)級」と世界を驚かせた無回転FKの調整にも余念がない。プレトリアの標高は1370メートル。南 アフリカで時速100キロと報じられたブレ球弾には、空気抵抗が少ない高地は好条件だ。
「基本的にはGKの正面を狙うけど、調子のいいときはコースを狙う」。標高1500メートルのルステンブルクで行われたデンマーク戦で、相手GKと駆け 引きしながら左サイドネットに突き刺した一撃は、高地で必殺技を操る術をつかんだ証拠。居残りFK練習にも熱がこもった。
岡田監督は「W杯という大きな大会で勝負を決めるのは、えてしてFKやセットプレー。いつも通り、彼に期待するのは点を取ること」と8強入りの原動力と して“悪魔の左足”に期待。本田も「大事な試合になればなるほど、セットプレーは大事。少ないチャンスを決められるかが、勝敗を分ける」と呼応した。
剛と柔。輝きを増した金狼が、鋭い二刀流を携えて新たな歴史を作ってみせる。