よしながふみの人気漫画を、二宮和 也 主演で映画化する「大奥」の完成会見が7月5日、都内のホテルで行われ、二宮をはじめ共演の柴咲コウ 、堀北真希 、大倉忠義 、中村蒼 、玉木宏 、金子文紀 監督らが出席した。
ナゾの疫病による男の 人口激減から男女の役割が逆転した世の中を舞台に、女将軍・徳川吉宗に仕える3000人の美男子たちによる“男の園”で繰り広げる野望、悲哀、嫉妬(しっ と)、愛を壮大なスケールで描く。二宮は時代劇初挑戦となるが、男女逆転という設定について
「ジャニーズ事務所が男女逆転大奥みたいなもんですから、すん なり入り込めましたよ」
と胸を張った。
将軍・吉宗に扮した柴咲は、
「皆よりも遅くクランクインしたので、終わったときはひとりぼっち」
と ぼそり。それでも、二宮との初共演については
「気さくで敷居が低いかた。ほかの皆さんも謙虚な方々で、すごく過ごしやすい現場だった」
と振り返った。吉宗 のちょう愛を受ける松島役の玉木は、佐々木蔵之介とのラブシーンがあったそうで
「リアリティを出すため、監督に『声はどうしましょうか?』と聞いたら『声 はいらない』と言われた」
と明かし、場内を沸かせた。
二宮も、中村とのキスシーンが劇 中4~5回あったといい
「非常に柔らかく温かかった。これまで、(キス)する側ってなかったので、毎度謝っていましたね。27歳のおじさんが若手にグイグ イいくわけですから、申し訳なかった」
とニヤリ。一方の中村は、
「いい感じでした。男性とのシーンは2度目なので、慣れたものでした」
と振り返った。
また、性別が逆転したら何をするかについて、
二宮は「出産! 男性ではできないこと」と即答。
堀北が「ムキムキのガチガチになりたい」と答えれ ば、
玉木は「裸で鏡の前に立ちたい」。
阿部サダヲ にいたって は「ビーチバレーの浅尾美和になってみたい」と話し、二宮や柴咲らを爆笑に包んでいた。
「大奥」は、10月1日から全国で公開。