>オスカー俳優のエイドリアン・ブロ ディ が、アーノルド・シュワルツェネッガー の代表作 のひとつ「プレデター 」シリーズの最新作「プレデターズ 」に主演。同作について語った。
宇宙最 強の戦闘種族プレデターにより、彼らの惑星に集められた戦闘のエキスパート9人が、プレデターの狩りから生き延びるため戦う姿を描くサバイバルアクショ ン。「シン・シティ 」のロバート・ロドリゲス が製作、「アーマード 武装地帯 」のニムロッド・アーントル が監督。ブロディは、成り行きから人間たち のリーダー的存在となる傭兵(ようへい)のロイスを演じている。
同作は単純な続編やリメイクではなく、1作目の設定を踏襲しつつも、ス トーリーやキャラクターを一新。ブロディは同作を「進化したバージョン」と話す。
「僕はアーノルド・シュワルツェネッガー ではないし、彼のようにはなれな い。もちろん彼のことは尊敬している。シュワルツェネッガーはボディービルディングに自分を捧げるというキャリアをもとに成功し、現在の彼を作り上げた。 あれはシュワルツェネッガーならではのもの。1作目とたくさん比較されるだろうけど、あの映画はあの映画。これは『プレデター 』の新章と言える作品で、進化したバージョンなんだ。僕は この映画の中でヒーロー的なキャラクターを演じているけれど、シュワルツェネッガーの映画とは同じではないよ」
「戦場のピアニスト 」でアカデミー主演男優賞を受賞した演技派だが、オス カー受賞後も「キング・コング 」など肉体的にもハードな大作に主 演。そうした体験が、「少年のころ、こうした映画が大好きだったからね。まるで夢がかなったみたいなんだ」と目を輝かせる。
「特に『プレデター 』は、友だちと一緒に映画館で見て、素晴らしくて驚いた のを覚えているよ。キャラクターはとてもクールだったし、シュワルツェネッガーはアイコンだったから。純粋に理屈抜きのアクション映画にかかわれるのは、 とてもエキサイティングだよ。ティーンエージャーたちは、今回のバージョンを見たら興奮すると思うよ。1作目のような荒々しさがあるんだ。あのミステリー も失ってもいない。まさに“進化版”と言えるだろうね」
「プレデターズ 」は7月10日から全国で公開。