>『リング』シリーズ(98~00)をはじめ、数々のJホラーを手がけた製作陣が贈る最新ホラー映画『恐怖』(7月10日公開)。その公開に先駆け、 本作とtwitter、USTREAMが連動した“恐怖バー”というイベントが実施され、反響を呼んでいる。
恐怖バーとは『回路』(00)、『叫』(07)の黒沢清監督や『血を吸う宇宙』(01)の佐々木浩久監督など、ホラー映画界の大御所を招き、その真 髄について語り合うトークイベントなのだが、この手の企画につきものなのが、放送中に起こる原因不明のトラブル。本イベントも、放送中にプロジェクターが 突然止まったり、音声が途切れてしまったりと、様々なアクシデントが続発し、参加者は思いがけず恐怖体験を味わうことになったという。
しかし、本作にまつわる恐怖のエピソードはこれだけでは終わらない。なんとイベント会場だけでなく、現場を離れたスタッフたちの身にも怪現象が起 こっていたのだ。あるスタッフが、自宅マンションのエレベーターに乗った時のこと。自室のある6階と間違えて5階に降りてしまった彼は、突き当たりの角部 屋(スタッフの部屋の真下に当たる)の玄関の前で、モゴモゴとうごめく人影を目撃したという。その人影はスタッフの視線に気づいて振り向くものの、その全 身はまるで影のように真っ黒。それがはうようにエレベーターまで迫ってきたので、スタッフは急いで逃げ出したそうだ。
また、本作を手がけた高橋洋監督も、撮影中、常に何者かに監視される恐怖を味わったという。詳細を聞いてみたところ、監督は「現場って、知らない人 がよく出入りするものだから、最初は錯覚かと思っていたんだけど、毎回、特定の男に見られている感覚があったんです。そのうち、移動中のロケバスの中でも 視線を感じるようになったり、現場のスタッフの中に、そいつの後ろ姿を見かけるようにもなってきて。急に振り向かれて目が合ったら嫌だなって、毎日怖かっ たですね」と語ってくれた。
この他にも、撮影スタッフや宣伝マンなど、関係者の周辺で次々に怪現象が起きているという『恐怖』。本作を観たら、あなたの周りでも怪現象が起こる かもしれない。