MovieWalkerより(以下一部抜粋)
>数々の優れたSF映画を生み出し、まさに特殊撮影の先駆者的存在のスティーブン・スピルバーグ監督が、昨今の映画の中に無意味に特撮技術が使われて いる現状に、苦言を呈している。
スピルバーグ監督によれば、「今は簡単に手に入る機械がたくさん出回っているので、個人的にも楽に特撮技術を使うことができるようになった。その結 果、作品の中で、目的もない特撮がたくさん使われるようになってしまい、最初から最後まで特撮で終わるような映画が多数を占めるようになった」と、エンパ イアー誌に特撮映画の質の低下を指摘している。
一方で、「ファンとして言わせてもらえば、特撮を使うなら、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』のようであるべきだ。どんな作品も、まずはス トーリーありき。特撮の世界というのが、シーンごとにジムや役者たちの息遣いが感じられるようなストーリー展開をサポートするためにあるんだと実感させて くれる作品だ」と、『アバター』(09)を大絶賛している。