>米俳優レオナルド・ディカプリオと俳優の渡辺謙が20日、東京・六本木ヒルズ・アリーナ広場で開催された映画『インセプション』のジャパンプレミアイベ ントに参加した。ハリウッドスターの来場をイベント招待客約1000人と見物客約1000人、TVカメラ35台、スチールカメラ85台、記者約90人が歓 迎した。渡辺は妻で女優の南果歩を伴って会場に到着。ディカプリオは約3年半ぶりとなる日本のファンとの交流イベントということもあり、30分以上をかけ てファンサービスやテレビのインタビューに応じた。

 ディカプリオは3月に主演映画『シャッター アイランド』のPR以来のスピード再来日で、公式に日本を訪れるのは8度目。また、同作は渡辺にとっては『ラスト サムライ』(エドワード・ズウィック監督、2003年)から数えて7作目のハリウッド出演作品。

 同作は『ダークナイト』のクリストファー・ノーラン監督のオリジナル脚本によるアクション・エンターテインメント超大作。この世で最も価値のあるもの <アイデア> を巡り、夢の中で繰り広げられる次世代型の犯罪を描く。主演のディカプリオは人の潜在意識の奥底へ浸入し、人のアイデアを盗み出すスペシャリスト、コブ役 。渡辺は、コブに半ば強制的に仕事を依頼する強大な影響力を持った巨大企業のトップ、サイトー役で、ほぼ出ずっぱりの重要な役を演じている。

 16日より全米公開され、オープニング3日間で6040万ドルを稼ぎ、週末の興行収入ランキング初登場1位の好スタートを切った。『マトリックス』以来 ともいえる斬新な映像、オリジナル作品ならでは衝撃的な結末などが、全米の映画ファン題をさらい、リピーターが続出しているという。日本でも16日から3 日間、一部の劇場で先行上映された。23日(金)より全国公開。


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