シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

>団鬼六のSM官能文学を映画化した『花と蛇』シリーズの第3弾『花と蛇3』で、官能のわなに落ちるヒロインを体当たりで演じた現役ストリッパーの小向美奈子が、過激な調教シーンで感じたことなど、撮影の裏話を赤裸々に語ってくれた。

 大胆な濡れ場が話題のSM官能映画『花と蛇』シリーズ。その最新作に出演することになった小向は、「杉本彩さんの前作を観ていたので、わたしには 彩さんのような色気はないと思い、ちょっと不安でした」と撮影前を振り返る。だが、本作のプロデューサーから、「美奈子ならではの『花と蛇』でいいから」 と言われたことで、吹っ切ることができたという。


 そんな小向が本作で演じたのは、激しい調教によって快楽に目覚め、抑圧されていた欲望を解放していく新進チェリストの静子夫人。見どころは世界的 な緊縛師・有末剛氏が手掛けた本格的な緊縛シーンで、小向は荒縄で全身を縛られたまま逆さづりにされるなど、さまざな過激ポーズに挑戦。撮影の準備もさぞ かし大変だったと思いきや、「有末さんはさすがプロ。5分くらいでさっさと縛っちゃうんです。現場も和やかな雰囲気で、縛られたまま食事をしたりしていま した(笑)」と明るく笑い飛ばす。好奇心旺盛な彼女は、初めは縛られているのが楽しかったそうだが、「拘束時間がすごく長くて、だんだん意識がもうろうと してくるんです。最後は、もうどうにでもして! という気持ちになってしまいました」と本音を告白。さらに、「わたし自身もドMだと思う」と大胆発言!  もともとの素養があったからか、撮影中は身も心も静子に成り切っていたようだ。


 また、静子を調教する緊縛師・鬼源を演じた火野正平について、「火野さんはあこがれの俳優さんだったんですけど、初めてご一緒したのが鬼源に放尿 させられるシーンで、顔が真っ赤になってしまいました」とのこと。しかも、劇中でスキンヘッドに黒の衣装をまとった火野はかなり存在感があり、現場で会っ たときは「怖い」と思ってしまったらしい。ところが、「お話したらとてもシャイで少年のようなところがあって、まさに『昭和のプレイボーイ』という感じで した」と見た目と中身とのギャップに魅了されたことを打ち明けてくれた。


 この作品に出演したことで、「自分を受け入れて強くなることができた」という小向。一番観てほしい場面は、「白無垢(むく)姿から脱がされて縛ら れて、みんなが見ている前で開放されていくところ」だと満足そうに語った。グラビアアイドルからストリッパー、そして官能映画の主演女優へ。鮮やかな変ぼ うを遂げた彼女の妖艶(ようえん)な美しさを、スクリーンで存分に堪能してほしい。


映画『花と蛇3』は8月28日より全国公開



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