BARKSより(以下一部抜粋)
>8月14日&15日の日産スタジアム2daysを目前に控え、今、X JAPANはアルバム制作、アメリカツアーの発表…と、その活動に加速が付いてきている。LAで行なわれた「Born to be free」のPV撮影では、「首が痛い」と、全力でパフォーマンスするところまで復活を見せたYOSHIKIであったが、実際のところ、身体の具合はどう なのか。そして今、X JAPANはどういう状態にいるのか。
◆X JAPAN最新画像(PV撮影&記者会見)
世界ツアーの準備とレコーディングに追われるYOSHIKIにコンタクト、奇跡的に話を訊く機会を得た。
──首の具合は大丈夫ですか?
YOSHIKI:あんまり良くもなく悪くもないという感じで。やっぱりね、左手の2~3本の指は痺れちゃっているんですね。24時間ずっと痺れっぱなしですね。なので、痺れを麻痺させる薬を処方しています。
──それは、スティックを持つのに悪影響を?
YOSHIKI:いや、感覚の神経と動きの神経とは違うので、ちゃんと動きますよ。ただ、氷を触っているみたいな…凍傷みたいな感じ?気持ち悪いんですよ ね。直るかもしれないし、神経に傷が付いているので直らないかもしれない。もっと悪化したら今度は首の前面を切って金具を入れるって言われてます。
──そ、それは避けたいですね。
YOSHIKI:ここまで来たら、どうにでもなれですけど(笑)。
──ファンは心配していますよ。YOSHIKIが手抜きしないことを知っているので。
YOSHIKI:それの代償ですね(笑)。いつかそうなるだろうと思ってやってきましたから。もちろん気は遣っていますよ。ギブスをしないと叩いてはいけないと言われていますし。
──自然治癒も期待したいですね。治らないものが治る奇跡ってありますから。
YOSHIKI:ありますよね。X JAPANが続いていること自体が奇跡のようなものだし。
──ただ、現在バンドコンディションはすこぶる良いとのことですね。
YOSHIKI:ま、体調面では良くないですけど(笑)、精神的にはいいですね。
──レコーディングも佳境に入り、ミュージシャンとしての成長を実感するところはありますか?
YOSHIKI:X JAPANが解散していた間はいろんな音楽を聴いてきましたし、VIOLET UKもやっていますし、ダンスミュージックからジャズまでいろんな音楽をどんどん吸収していて、その後にX JAPANを再結成したので、ちょっと幅が広がった要素が入っているんじゃないかなとは思います。もちろん基本はロック…ハードロックに戻しているので、 微妙なボイシングやグレースノート(装飾音)など、そういうところでは進歩しているかも。とはいっても、いかに複雑にするか、いかにスピードをあげるか… という方向にはいかないですね、そこは昔やりつくしてしまったので。
──なるほど。
YOSHIKI:SUGIZOに訊いてもらえば分かると思うんですけど、X JAPANの曲って弾くと本当に難しいんですよ。聴いているぶんにはすんなり聴きやすいんだけど。例えば「Jade」でも途中でキーが半音転調しているん ですけど、そのようには聴こえない(編集部註:イントロのリフはGだが、途中ギターソロ前では同一リフがF♯となっている)。聴きやすいんだけど実は複雑 化している、というのが、今のX JAPANかもしれないですね。
──オーディエンス側は、なかなか気付かないところですね。
YOSHIKI:演奏側は結構つらいです(笑)。ノリ一発…じゃないんですよ、実は。
──SUGIZOが参加してから1年、2009年5月の東京ドームと今回の日産スタジアムでは、SUGIZOの立ち位置に変化はありますか?
YOSHIKI:ありますね。今回のレコーディングでもそうですけど、さらにバンドらしくなっていますね。やはり復活のときは不安だらけでしたよね。どうすればいいんだろう、これはどうやったらいいか…と
──すべて、強行突破してきましたが。
YOSHIKI:未だ、身体のことも含めて、XJAPANを取り巻いている状況というのは決して平和ではないんですけど、これから世界ツアーに臨むという 意味で、日産スタジアムはスタート地点になる。そういう意味でもバンドとしてのまとまりは、再結成してから2年ほど経って、進化していますよ。
──その進化こそがバンドの財産ですね。
YOSHIKI:なんかね、「再結成」というとそのときに集まって終わってしまうパターンが多い中で、X JAPANは、何度かの時期を通って、今新たな章に入っていると思います。8月8日の<ロラパルーザ 2010>と8月14日&15日の日産スタジアムが、その新しい章の第1弾の活動になる。
──新生X JAPANを語るにはSUGIZOの存在が欠かせませんが、X JAPANが彼に求めたもの、彼が与えようとしたものって言葉にできますか?
YOSHIKI:そもそも参加は自然な流れだったんだよね。その前にSUGIZOとは、GACKTと雅と一緒にSKINというバンドを組んだんですけど、 実際に演奏してみたら「俺たちこんなに音楽的に共通するところがあったんだ」ってそのときに初めて思ったんです。2人ともクラシックのバックグラウンドが あり、前衛的な音楽…ダンスミュージックも含めてループのこだわりとか、現代クラシックも好きだったり、と。
──SUZIGOの活動とVIOLET UKって…
YOSHIKI:似ているんですよ。だから、きわめて自然な流れでの加入でしたよ。
──「並じゃないストイックさ」というところも似てるし。
YOSHIKI:でもね、そもそもHIDEが参加した時と同じですよ。ある日突然加入したわけではなくて、人と人との付き合いが合って、音楽的な付き合いがあってメンバーになっていくわけですよね。それと同じパターンですよね。
──そうですね、セッションミュージシャンじゃあるまいし、人と人とのつながりがバンドパワーの源ですから。
YOSHIKI:ToshIもいろんなことがあったと思うんですけど、再結成当時はお互いの中に吹っ切れないものもあったと思うんですね。それが2010 年に入ってから、自分たちにまとわりつくいろんな壁がスパーンと無くなったんです。逆にバンドが解散する時というのは、お互いの世界が見えないほどの厚さ と高さの壁に阻まれていたわけです。
──決して乗り越えられないような壁ですね。
YOSHIKI:一生立ちはだかっている壁。それが再結成のときには低くなり薄くなって、その壁が今回、ついに無くなったに等しい。今回ね、こんなに ToshIとよくしゃべり一緒にご飯食べたりしているのは、なんかバンドを始めたときのような感じですよ。だから、今が、ひょっとしたらX JAPANの本当の始まりなんじゃないかと思っちゃう。
──今が本当の始まり?
YOSHIKI:今回の再結成というのは、結成したときの気持ちに近い。海外では僕らは新人。そういう意味では、すごくいいタイミングでこの時期が来たと 思います。日本でそれなりに売ったバンドだとか、アリーナ動員できるバンドが海外にいくんだぞ、みたいな気持ちは一切なくて、もう何でもやってやるよとい う感じになれたんです。再結成したばかりの頃の気持ちとは、また違うと思う。
──本当の意味での初心ですね。
YOSHIKI:世界ツアーに行くと思いますが、ライブハウスでいいですよ。どんなとこでも演ってやるという気持ちですよ。
──この期に及んで、まさかの「新人バンドのような発言」ですね。
YOSHIKI:気持ち的には新人バンドですよ。よく考えれば、今回の日産スタジアムだって、自主制作でやっているようなもんですから。でかいインディーズバンドと思っていただければ。
──ま、X JAPANというバンドは、昔からそういう傾向はありましたね。自分たちの思うように信じるように進んでいく、偉大なるインディバンド。
YOSHIKI:そうですね。だからレーベルが変わっても回りが変わってもずっとやって来れたんですかね。
──最後にひとつ言いたいことがあるんですが…、あの、アルバムをたくさん出して欲しいです(笑)。
YOSHIKI:そうですよねぇ…。だいたい、再結成して東京ドーム何本もやっててアルバムを出していないバンドっていないですよねぇ。これだけ効率の悪いバンドもないよなぁ。
──曲が作れないならまだしも、他人にはたくさんの曲を提供しているでしょ?人には提供するくせに、自分には作らねえのかよ、と。そこ何とかしていただけませんか?
YOSHIKI:自分には厳しいんですよね。でも今回ばっかりはアルバムは出ますんで(笑)。自分でも自信作になったと思います。
──秋頃でしょうか。
YOSHIKI:はい、絶対出ます。何がどうずれても年内には絶対出ます。出なかったら腹切ってやるくらいで(笑)。
──リリースされた作品は世に出回りオーディエンスが育て、バンドに還流してきますよね。新曲もまたバンドに影響を与えていくのでしょうね。
YOSHIKI:そうですね。「紅」だって、作ったのはずいぶん前でけど、それを今でもみんなが口ずさんでくれるというのは、涙が出てきますよ。
──曲は歳をとらないで、生き続けますから。
YOSHIKI:あのとき「紅」とか「Sound of jerousy」とか演っていましたけど、まさか、この歳でやるとは思っていなかったですからね。
──まだまだこれからですね。10年、20年…と。
YOSHIKI:あるかもしれないですね。しぶといですもんね、X JAPANって(笑)。壊れそうで壊れないバンドですね。
──壊れても改造(手術)して出てきますから。
YOSHIKI:自己破壊して、再構築して。七転び八起きどころじゃないもんな(笑)。
◆ ◆ ◆
<超強行突破 七転び八起き~世界に向かって~>と名付けられた日産スタジアムの2daysは、8月8日の<ロラパルーザ 2010>を皮切りにスタートしたワールドツアーの幕開けを意味する。今、YOSHIKIの心を満たしているのは、新人バンドのような心持だ。
それは、これまでのキャリアをもってしても、どれほどの飛躍を見せるか想像がつかぬほどの、新生X JAPANのポテンシャルに打ち震えているということ。そしてバンドが内包している位置エネルギーのどでかさは、
ライブ・ステージで、新曲のパフォーマンスで、そしてニューアルバムのサウンドで、存分に堪能させてくれることだろう。
X JAPANの本当のスタートは、まさに、これからなのだ。偉大なる新人バンド、X JAPANに魂のエールを!
※インタビュー時にいただいたYOSHIKI直筆サイン色紙を3名様にプレゼント(応募締め切り2010年8月31日)。
http://www.barks.jp/present/
>8月14日&15日の日産スタジアム2daysを目前に控え、今、X JAPANはアルバム制作、アメリカツアーの発表…と、その活動に加速が付いてきている。LAで行なわれた「Born to be free」のPV撮影では、「首が痛い」と、全力でパフォーマンスするところまで復活を見せたYOSHIKIであったが、実際のところ、身体の具合はどう なのか。そして今、X JAPANはどういう状態にいるのか。
◆X JAPAN最新画像(PV撮影&記者会見)
世界ツアーの準備とレコーディングに追われるYOSHIKIにコンタクト、奇跡的に話を訊く機会を得た。
──首の具合は大丈夫ですか?
YOSHIKI:あんまり良くもなく悪くもないという感じで。やっぱりね、左手の2~3本の指は痺れちゃっているんですね。24時間ずっと痺れっぱなしですね。なので、痺れを麻痺させる薬を処方しています。
──それは、スティックを持つのに悪影響を?
YOSHIKI:いや、感覚の神経と動きの神経とは違うので、ちゃんと動きますよ。ただ、氷を触っているみたいな…凍傷みたいな感じ?気持ち悪いんですよ ね。直るかもしれないし、神経に傷が付いているので直らないかもしれない。もっと悪化したら今度は首の前面を切って金具を入れるって言われてます。
──そ、それは避けたいですね。
YOSHIKI:ここまで来たら、どうにでもなれですけど(笑)。
──ファンは心配していますよ。YOSHIKIが手抜きしないことを知っているので。
YOSHIKI:それの代償ですね(笑)。いつかそうなるだろうと思ってやってきましたから。もちろん気は遣っていますよ。ギブスをしないと叩いてはいけないと言われていますし。
──自然治癒も期待したいですね。治らないものが治る奇跡ってありますから。
YOSHIKI:ありますよね。X JAPANが続いていること自体が奇跡のようなものだし。
──ただ、現在バンドコンディションはすこぶる良いとのことですね。
YOSHIKI:ま、体調面では良くないですけど(笑)、精神的にはいいですね。
──レコーディングも佳境に入り、ミュージシャンとしての成長を実感するところはありますか?
YOSHIKI:X JAPANが解散していた間はいろんな音楽を聴いてきましたし、VIOLET UKもやっていますし、ダンスミュージックからジャズまでいろんな音楽をどんどん吸収していて、その後にX JAPANを再結成したので、ちょっと幅が広がった要素が入っているんじゃないかなとは思います。もちろん基本はロック…ハードロックに戻しているので、 微妙なボイシングやグレースノート(装飾音)など、そういうところでは進歩しているかも。とはいっても、いかに複雑にするか、いかにスピードをあげるか… という方向にはいかないですね、そこは昔やりつくしてしまったので。
──なるほど。
YOSHIKI:SUGIZOに訊いてもらえば分かると思うんですけど、X JAPANの曲って弾くと本当に難しいんですよ。聴いているぶんにはすんなり聴きやすいんだけど。例えば「Jade」でも途中でキーが半音転調しているん ですけど、そのようには聴こえない(編集部註:イントロのリフはGだが、途中ギターソロ前では同一リフがF♯となっている)。聴きやすいんだけど実は複雑 化している、というのが、今のX JAPANかもしれないですね。
──オーディエンス側は、なかなか気付かないところですね。
YOSHIKI:演奏側は結構つらいです(笑)。ノリ一発…じゃないんですよ、実は。
──SUGIZOが参加してから1年、2009年5月の東京ドームと今回の日産スタジアムでは、SUGIZOの立ち位置に変化はありますか?
YOSHIKI:ありますね。今回のレコーディングでもそうですけど、さらにバンドらしくなっていますね。やはり復活のときは不安だらけでしたよね。どうすればいいんだろう、これはどうやったらいいか…と
──すべて、強行突破してきましたが。
YOSHIKI:未だ、身体のことも含めて、XJAPANを取り巻いている状況というのは決して平和ではないんですけど、これから世界ツアーに臨むという 意味で、日産スタジアムはスタート地点になる。そういう意味でもバンドとしてのまとまりは、再結成してから2年ほど経って、進化していますよ。
──その進化こそがバンドの財産ですね。
YOSHIKI:なんかね、「再結成」というとそのときに集まって終わってしまうパターンが多い中で、X JAPANは、何度かの時期を通って、今新たな章に入っていると思います。8月8日の<ロラパルーザ 2010>と8月14日&15日の日産スタジアムが、その新しい章の第1弾の活動になる。
──新生X JAPANを語るにはSUGIZOの存在が欠かせませんが、X JAPANが彼に求めたもの、彼が与えようとしたものって言葉にできますか?
YOSHIKI:そもそも参加は自然な流れだったんだよね。その前にSUGIZOとは、GACKTと雅と一緒にSKINというバンドを組んだんですけど、 実際に演奏してみたら「俺たちこんなに音楽的に共通するところがあったんだ」ってそのときに初めて思ったんです。2人ともクラシックのバックグラウンドが あり、前衛的な音楽…ダンスミュージックも含めてループのこだわりとか、現代クラシックも好きだったり、と。
──SUZIGOの活動とVIOLET UKって…
YOSHIKI:似ているんですよ。だから、きわめて自然な流れでの加入でしたよ。
──「並じゃないストイックさ」というところも似てるし。
YOSHIKI:でもね、そもそもHIDEが参加した時と同じですよ。ある日突然加入したわけではなくて、人と人との付き合いが合って、音楽的な付き合いがあってメンバーになっていくわけですよね。それと同じパターンですよね。
──そうですね、セッションミュージシャンじゃあるまいし、人と人とのつながりがバンドパワーの源ですから。
YOSHIKI:ToshIもいろんなことがあったと思うんですけど、再結成当時はお互いの中に吹っ切れないものもあったと思うんですね。それが2010 年に入ってから、自分たちにまとわりつくいろんな壁がスパーンと無くなったんです。逆にバンドが解散する時というのは、お互いの世界が見えないほどの厚さ と高さの壁に阻まれていたわけです。
──決して乗り越えられないような壁ですね。
YOSHIKI:一生立ちはだかっている壁。それが再結成のときには低くなり薄くなって、その壁が今回、ついに無くなったに等しい。今回ね、こんなに ToshIとよくしゃべり一緒にご飯食べたりしているのは、なんかバンドを始めたときのような感じですよ。だから、今が、ひょっとしたらX JAPANの本当の始まりなんじゃないかと思っちゃう。
──今が本当の始まり?
YOSHIKI:今回の再結成というのは、結成したときの気持ちに近い。海外では僕らは新人。そういう意味では、すごくいいタイミングでこの時期が来たと 思います。日本でそれなりに売ったバンドだとか、アリーナ動員できるバンドが海外にいくんだぞ、みたいな気持ちは一切なくて、もう何でもやってやるよとい う感じになれたんです。再結成したばかりの頃の気持ちとは、また違うと思う。
──本当の意味での初心ですね。
YOSHIKI:世界ツアーに行くと思いますが、ライブハウスでいいですよ。どんなとこでも演ってやるという気持ちですよ。
──この期に及んで、まさかの「新人バンドのような発言」ですね。
YOSHIKI:気持ち的には新人バンドですよ。よく考えれば、今回の日産スタジアムだって、自主制作でやっているようなもんですから。でかいインディーズバンドと思っていただければ。
──ま、X JAPANというバンドは、昔からそういう傾向はありましたね。自分たちの思うように信じるように進んでいく、偉大なるインディバンド。
YOSHIKI:そうですね。だからレーベルが変わっても回りが変わってもずっとやって来れたんですかね。
──最後にひとつ言いたいことがあるんですが…、あの、アルバムをたくさん出して欲しいです(笑)。
YOSHIKI:そうですよねぇ…。だいたい、再結成して東京ドーム何本もやっててアルバムを出していないバンドっていないですよねぇ。これだけ効率の悪いバンドもないよなぁ。
──曲が作れないならまだしも、他人にはたくさんの曲を提供しているでしょ?人には提供するくせに、自分には作らねえのかよ、と。そこ何とかしていただけませんか?
YOSHIKI:自分には厳しいんですよね。でも今回ばっかりはアルバムは出ますんで(笑)。自分でも自信作になったと思います。
──秋頃でしょうか。
YOSHIKI:はい、絶対出ます。何がどうずれても年内には絶対出ます。出なかったら腹切ってやるくらいで(笑)。
──リリースされた作品は世に出回りオーディエンスが育て、バンドに還流してきますよね。新曲もまたバンドに影響を与えていくのでしょうね。
YOSHIKI:そうですね。「紅」だって、作ったのはずいぶん前でけど、それを今でもみんなが口ずさんでくれるというのは、涙が出てきますよ。
──曲は歳をとらないで、生き続けますから。
YOSHIKI:あのとき「紅」とか「Sound of jerousy」とか演っていましたけど、まさか、この歳でやるとは思っていなかったですからね。
──まだまだこれからですね。10年、20年…と。
YOSHIKI:あるかもしれないですね。しぶといですもんね、X JAPANって(笑)。壊れそうで壊れないバンドですね。
──壊れても改造(手術)して出てきますから。
YOSHIKI:自己破壊して、再構築して。七転び八起きどころじゃないもんな(笑)。
◆ ◆ ◆
<超強行突破 七転び八起き~世界に向かって~>と名付けられた日産スタジアムの2daysは、8月8日の<ロラパルーザ 2010>を皮切りにスタートしたワールドツアーの幕開けを意味する。今、YOSHIKIの心を満たしているのは、新人バンドのような心持だ。
それは、これまでのキャリアをもってしても、どれほどの飛躍を見せるか想像がつかぬほどの、新生X JAPANのポテンシャルに打ち震えているということ。そしてバンドが内包している位置エネルギーのどでかさは、
ライブ・ステージで、新曲のパフォーマンスで、そしてニューアルバムのサウンドで、存分に堪能させてくれることだろう。
X JAPANの本当のスタートは、まさに、これからなのだ。偉大なる新人バンド、X JAPANに魂のエールを!
※インタビュー時にいただいたYOSHIKI直筆サイン色紙を3名様にプレゼント(応募締め切り2010年8月31日)。
http://www.barks.jp/present/