夕刊フジ より(以下一部抜粋)

> “日本嫌い”“最後の大物”と言われていた米女優、ジュリア・ロバーツ(42)の初来日が決まった。これに象徴されるように、ディカプリオだ、ニコラス・ケイジだ、と大物スターがゾクゾク来日している。決して景気がよくない、今の日本に、なぜ?

 ソニー・ピクチャーズ配給の映画「食べて、祈って、恋をして」(9月17日公開)のPRでやってくるロバーツ。「驚いた。子供が小さいから今回も絶対パスするだろうと思っていたのに」と、映画評論家の折田千鶴子氏は驚きを隠さない。

 来日する8月17日から数日間は、日本の芸能メディアはロバーツ一色になりそうだが、ライバルの洋画会社は歓迎の声が多い。「ここ数年、洋画は地盤沈 下。今年はたまたまヒット作が相次いだだけで洋画人気が回復したとは言えない。だからロバーツのような超大物の来日はムード盛り上げで大歓迎ですよ」(メ ジャー系洋画会社幹部)

 この夏、大物スターの来日が続いている。今月19日には、ワーナー配給の「インセプション」(公開中)主演のレオナルド・ディカプリオ(35)と、ディ ズニー配給の「魔法使いの弟子」(8月13日公開)主演のニコラス・ケイジ(46)が来日した。ディカプリオは今年3月にも来日したばかり。ケイジは3年 ぶり7度目だ。

 27日にはアンジェリーナ・ジョリー(35)がソニー配給「ソルト」(31日公開)で1年半ぶりに来日。監督や中堅クラスの俳優なら、毎週誰かしら来日している。

 その懐事情について、折田氏が解説する。

 「夏休み映画は映画配給会社が、1年で一番の大勝負をかける時期。特にハリウッド大作系は宣伝費をかけて、とにかく話題づくりに命をかけるんです」

 そして、ここからがポイントなのだが、招かれたスターは、軒並み親日家になってしまうそうだ。

 「パパラッチは少ないしファンは好意的だし、辛辣な質問をするような記者は会見で指名されない。ホテルはスイートで、食事は最高級の和食に神戸ビーフ…日本側が気持ちのいい滞在になるよう努力している」

 欧米には珍しい、トイレの“お尻洗浄機能”もハリウッドセレブには大人気だ。景気が悪くても、彼らにとっては今も黄金の国・ジパングなのである。

 「VIPの来日が当たり前となって、かつてほどインパクトがなくなってきた」(洋画宣伝マン)という声もあり、レッドカーペットのプレミアイベントも乱 発気味。それでも、キアヌ・リーブス(45)が「世界を回ったけど、日本でのプレミアが最高だった」と語ったように、日本は気持ちいい仕事ができる場なの だ。

 「日本嫌いといわれたジョニー・デップもキャメロン・ディアスも、いったん来日するとその後はたびたび訪れている。ロバーツもきっとそうなる」(折田氏)

 日本のホスピタリティを誇るべきか、それとも少々ナメられているのか-



*そういえば「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」で来日した時ビル・ナイもビーフのことを
「柔らかくて最高に美味しかった」と褒めちぎっていましたわ。特に肉の柔らかさに感銘を受けていたようです。日本の印象きかれて肉のことしか言わないんだもんな。日本=肉、みたいな。まあ、そのおかげで来日の機会が増えるんなら文句はないですけど。