映画.com ニュースより(以下一部抜粋)


> 1994年にレース中の事故で他界したブラジルのF1ドライバー、アイルトン・セナさんの世界初となるドキュメンタリー映画「アイルトン・セナ 音速の彼方へ 」(アシフ・カパディア監督)が、東宝東和配給で10月8日から日本で世界最速公開されることが決まった。


 日本では「音速の貴公子」の愛称で親しまれ、天性のドライビングテクニックと甘いマスク、数々の名勝負で世界を沸かせた。86年にF1デビューし、3度の ワールドチャンピオンに輝くなど活躍したが、94年イタリア、イモラ・サーキットで開催されたサンマリノGPでレース中のクラッシュにより死去。早すぎる 死は世界に衝撃を与えた。


 セナさん生誕50年にあたる今年、その意志を受け継いだ「アイルトン・セナ財団」が製作に全面協力。ロータス、マクラーレン、ウィリアムズなど所属した名門チームでのレース映像や、貴重なプライベート映像を盛り込んだ。


 また、セナさんはその華々しい経歴の陰で、いまでも語り草となっているマクラーレン時代のチームメイト、アラン・プロスト と の確執、当時のFISA(国際自動車スポーツ連盟)のジャン=マリー・バレストル会長の圧力などに苦悩していた。映画は、本人のインタビュー映像や、マク ラーレンの元チーム監督ロン・デニス、プロストらレース関係者、家族、恋人の証言をもとに、セナのそうした一面をも浮き彫りにしていく。


 公開初日の10月8日は、今年のF1日本GP開催日と同日。世界最速の男を描く映画が、世界に先がけ日本で最速公開を迎える。