>「ミスチル」の愛称で親しまれる人気バンド「Mr.Children」のドキュメンタリー「Mr.Children/Split The Difference 」が、9月4日から2週間限定で劇場公開されることが分かった。
同バンドは、2008年にリリースしたアルバム「SUPERMARKET FANTASY」が150万枚の大ヒットを記録。09年は全国ツアーで80万人を動員するなど、1992年のメジャーデビューから18年がたった今も絶大な人気を誇る。しかし、09年発表の映画「ONE PIECE FILM STRONG WORLD 」主題歌「fanfare」はデジタル配信限定、NTTのCMソング「365日」は未発売のままで、08年の「HANABI」以降シングルリリースはない。テレビをはじめとしたメディアへの出演も、08年12月31日の紅白歌合戦を最後に遠ざかっている。
そ んな同バンドが水面下で行っていたのが、「Mr.Childrenの最高の状態を記録する」ためのスタジオライブ「Split The Difference」。今年3月から4月にかけて計6回、ホームグラウンドのレコーディングスタジオなどを会場に、メンバーの友人や事務所スタッフらを 招待して敢行した。1000人程度の関係者しか見ていない幻のライブで、心から演奏したい曲を演奏したいアレンジで披露しているという。
映像は、「アウトプットは決めずに、ただ音と映像の記録を残したい」という桜井和寿 (ボーカル&ギター)の思いから、身近にいるスタッフがデジタル一眼レフカメラを使って撮影。ライブに限らず、ミーティングやスタジオでのリハーサルに密着し、メンバーと小林武史 プロデューサーの5人が、選曲やアレンジを決めていく瞬間もカメラに収めた。
タイトルの「Split The Difference」は、「中間」や「歩み寄る」という意味。「レコーディングとライブの間」「Mr.Childrenとオーディエンスの間」「本気と遊びの間」といった思いが込められているという。
同バンドからは、「演奏したい人がいて、それを聴きたい人がいて、ただただ楽しい時間のために音楽が存在する。そんな音楽の『あたりまえ』を一緒にいかがでしょう?」とメッセージが寄せられている。
9月4日から17日まで、東京・新宿ピカデリーほかにて2週間限定公開。