>ニューヨークを拠点にする映画評論家マット・ゾーラー・サイツが、「汗が印象的な」「汗まみれの」映画ベスト10を米文芸サイトSalon.comに発表した。
おりしも、7月に記録的な熱波に見舞われたアメリカ東海岸。サイツは、「汗ほど映画的なものはない」「もはや汗映画という一つのジャンルを形成するレベル」という主張のもと10本を選出。1位の「地獄の黙示録 」に関しては、「映画史上最高の、汗に関する考察」だと書いている。
10本のうち、「ドゥ・ザ・ライト・シング 」と「狼たちの午後 」は、どちらも真夏のニューヨーク、ブルックリンが舞台。また、全体的に男の汗が多いなか、「エンゼル・ハート 」と「白いドレスの女 」は汗まみれの官能的なラブシーン(前者はミッキー・ローク とリサ ・ボネット、後者はウィリアム・ハート とキャスリーン・ターナー )が特に評価された。
映画評論家マット・ゾーラー・サイツによる汗まみれの映画ベスト10は以下の通り。
1.「地獄の黙示録
」(79/フランシス・フォード・コッポラ
監督)
2.「ドゥ・ザ・ライト・シング
」(89/スパイク・リー
監督)
3.「黒い罠
」(58/オーソン・ウェルズ
監督)
4.「エンゼル・ハート
」(87/アラン・パーカー
監督)
5.「暴力脱獄
」(67/スチュアート・ローゼンバーグ
監督)
6.「白いドレスの女
」(81/ローレンス・カスダン
監督)
7.「夜の大捜査線
」(67/ノーマン・ジュイソン
監督)
8.「エレメント・オブ・クライム
」(84/ラース・フォン・トリアー
監督)
9.「クリムゾン・タイド
」(95/トニー・スコット
監督)
10.「狼たちの午後
」(75/シドニー・ルメット
監督)