>4日、渋谷のduo music exchangeにて、映画『花と蛇3』公開記念イベント「緊縛ナイト」が行われ、世界的に活躍する緊縛師の有末剛が主演の小向美奈子を縛り上げ、会場は淫靡(いんび)で妖しい雰囲気に包まれた。
SM界の巨匠、団鬼六の小説「花と蛇」といえば、日活ロマンポルノの名物シリーズとして過去に幾度となく映画化されてきた名作。2004年には杉 本彩主演で映画公開され、話題を集めたことも記憶に新しい。そして今回、本作のミューズである静子役に選ばれたのが、2009年にストリッパーとしてデ ビューし、世間の注目を集めた元グラビアアイドルの小向だ。小向といえば、スライム乳と呼ばれたことからもわかる通り、グラビア界でも、もち肌と定評の高 かった柔肌が魅力。そしてそんな彼女の白い肌に荒縄が食い込む様を見ようと集まった観客はおよそ1,000人。会場内は男性客ばかりかと思われたが、意外 にも女性の姿も多く、幅広い層が興味を持っていることがうかがえた。
会場内は薄暗く、妖しい雰囲気。ショーが始まると、5人のボンデージ姿の美女が登場。台車に乗せられたM男をいたぶった後、いよいよ小向が登場。まずはSキャラとなって、ステージ上を練り歩き、M男にムチを振る姿もさまになっていた。
そして音楽が変化すると、ピンクの長じゅばんに生着替え。その姿は着物によって隠されていたが、観客は息をのんでその様子を凝視していた。その 後、Mキャラに変化した小向は、これまで1万人もの女性を縛ってきたという緊縛師の有末によって縛られていた。小向の白く柔らかい肌に荒縄が締め付けられ るたびにゴクリと息をのむ会場内。やがて小向が天井につり上げられると恍惚の表情を浮かべ、盛大な拍手が起きていた。独特の緊張感の中でパフォーマンスを 終えると、会場からは再び惜しみない拍手が送られていた。
その後、緊縛のときを振り返った小向は、「今日はこんなに大勢の前で初めて緊縛されて、いろんな意味で楽しくなりました。縛られることにもハマッてしまいました」と笑顔を見せていた。
本作は、団鬼六のSM官能文学「花と蛇」を、激しい濡れ場と共に描く人気シリーズの第3弾。才気あふれる美ぼうのヒロインが、官能のわなによって禁断の快楽の世界へと誘われていく。
映画『花と蛇3』は8月28日より全国公開