Yahoo!joより(以下一部抜粋)
>7日に公開される特撮ドラマの劇場版「仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ」(坂本浩一監督)で“最凶”のライダー「エターナ ル」に変身する大道克己を演じるミュージシャンの松岡充さん。11日発売される同映画の主題歌「W(ダブル)」が、ロックバンド「SOPHIA(ソフィ ア)」の活動休止後、第1弾のシングルとなった松岡さんに話を聞いた。(毎日新聞デジタル)
--役を聞いたときの感想は。
すごくうれしかったです。大声で街中に言い回りたいぐらい。「おれ、仮面ライダーだぜ!」って(笑い)。幼少時代の自分に「おまえ仮面ライダーになるぞ」って言ってあげたいですね。
--「仮面ライダー」シリーズは見ていましたか?
3歳ぐらいから「V3」「X」「アマゾン」とかを見ていました。小学校ぐらいまでは見ていたと思います。(お気に入りは)「アマゾン」です。ジャングルの中で育った野性味のある主人公が変身するんですけど、仮面ライダーらしくないっていうか。すごくかっこよかった。
--変身シーンはどうでしたか。
スタッフの方に「変身シーンは自分で考えたものがOKになる場合がある」って言われて考えたんです。(ガイアメモリを)手から離したら(ベルトに)勝手 にささって変身するっていうのを考えたけど、「それは無理だ」って言われて(笑い)。でも(完成形も)すごく近い。自分で差したガイアメモリがなんらかの 力で自動的に動いて変身するっていうことになりました。(ガイアメモリを)自分で倒さないのは、多分初めてだと思います。
--実際に変身してみた感想は。
(完全な)変身シーンは1回しかなかったんです。そこは本当に緊張しました。お芝居でキスシーンとかベッドシーンとか、初めての人は緊張するって言うけど、そんなものは比じゃないぐらい(笑い)。
--思い出深い撮影シーンは。
撮影初日ですね。大雨の中で、パラシュートなど20キロ以上のものを身につけて、ヘリからヘリへ飛び移る(シーン)。つらかったですね。(飛び移って) ヘリの中の3人をやっつけるんですけど、操縦席の鉄のシートに思いっきりパンチしちゃったんです。血も出てしまった。そしたらスタッフの人に怒られて。 『大道克己は死人が復活したキャラクターだから、絶対に血は出ないんです。消してください!』って(笑い)。ちょっと切なかったですね。これが仮面ライ ダーの世界かと思いました。
--演じるときに気をつけたことは。
声のトーンを下げて、表情とかで、子供があこがれるような強くて悪くて冷たいという役作りはしたつもりです。監督とプロデューサーに「ガンダムでいうと シャアでいいんですか」って言ったんです。悪だけど悪の定義があるし、ただ悪いだけという感じはしない。「近いと思います」っていう返事だった。僕はシャ アと(ドラゴンボールの)ベジータを足して二で割ったのが「エターナル」だと思う。あと関西弁のイントネーションが出ないように。関西弁の“最凶”ライ ダーなんて嫌でしょ(笑い)。「お前ら、ほんまやってまうでえ」とか怖くない(笑い)。
--楽曲については。
二つ返事で「やらせていただきます」って言いました。最初は「作詞、作曲、歌唱を松岡充で」って言われたんですけど、僕にとっての「W」も表現したいか ら、僕の親友である(ろ胞性悪性リンパ腫で療養中の「SOPHIA」メンバー)都啓一にオファーしたいと。(加えて)僕も何曲か作って選んでもいいですか と提案しました。都啓一は闘いの真っ最中で、そこから出てくるメッセージはきっと強いと思ったので(都さんに曲を)お願いしたいと話をしたら「ぜひやらせ てくれ」と喜んでくれた。彼は自分がこうありたいと奮い立たせるようなメロディーを作ってきた。いいマッチングだったなと思いながら歌詞をつけました。
--詞にはどんなメッセージが?
(仮面ライダーは)お子さんが中心になって見てくれるものだけど、(制作側は)誰一人として子供向けだからとは考えていないんです。楽曲もそうであって いいんじゃないかと。一人では立ち向かうことができないけど二人ならなんとかっていうのが「W」のテーマで、(登場人物の)フィリップ君をにおわせるよう な弱い心を持った少年を都啓一というがんで闘っているメンバーに当てはめてみたつもりです。(観客に)今見た世界は架空だけど、そこにあるメッセージは現 実を生きているあなたたちに対してのメッセージだということを入れたかったので(歌詞は)現実的。それを子供たちが分かるのは大人になってからでもいい。 一過性ではない、みんなが生きる上でテーマに持てるものを入れ込もうと思いました。
--仮面ライダーファンへメッセージを。
(自分たちミュージシャンが出演することで)世界観が広がることが嫌だということもあると思う。でも(ファンと)同じように仮面ライダーを好きな人や影 響を受けた人が演じているので、大きな心で受け入れてほしいなって。ファンの方に失礼のないように演じたつもりです。仮面ライダーファンのみなさんがいて くれるから、僕らはこうやって表現できる。お礼を言いたいですね。
<プロフィル>
まつおか・みつる。71年8月12日大阪生まれ。今年デビュー15周年を迎えたロックバンド「SOPHIA」のボーカリスト。バンドはキーボード都啓一さ んの闘病により、ライブ活動を休止中。「仮面ライダーW FOREVER AtoZ」の主題歌「W」はCDが1260円、CD+DVDが1890円。
>7日に公開される特撮ドラマの劇場版「仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ」(坂本浩一監督)で“最凶”のライダー「エターナ ル」に変身する大道克己を演じるミュージシャンの松岡充さん。11日発売される同映画の主題歌「W(ダブル)」が、ロックバンド「SOPHIA(ソフィ ア)」の活動休止後、第1弾のシングルとなった松岡さんに話を聞いた。(毎日新聞デジタル)
--役を聞いたときの感想は。
すごくうれしかったです。大声で街中に言い回りたいぐらい。「おれ、仮面ライダーだぜ!」って(笑い)。幼少時代の自分に「おまえ仮面ライダーになるぞ」って言ってあげたいですね。
--「仮面ライダー」シリーズは見ていましたか?
3歳ぐらいから「V3」「X」「アマゾン」とかを見ていました。小学校ぐらいまでは見ていたと思います。(お気に入りは)「アマゾン」です。ジャングルの中で育った野性味のある主人公が変身するんですけど、仮面ライダーらしくないっていうか。すごくかっこよかった。
--変身シーンはどうでしたか。
スタッフの方に「変身シーンは自分で考えたものがOKになる場合がある」って言われて考えたんです。(ガイアメモリを)手から離したら(ベルトに)勝手 にささって変身するっていうのを考えたけど、「それは無理だ」って言われて(笑い)。でも(完成形も)すごく近い。自分で差したガイアメモリがなんらかの 力で自動的に動いて変身するっていうことになりました。(ガイアメモリを)自分で倒さないのは、多分初めてだと思います。
--実際に変身してみた感想は。
(完全な)変身シーンは1回しかなかったんです。そこは本当に緊張しました。お芝居でキスシーンとかベッドシーンとか、初めての人は緊張するって言うけど、そんなものは比じゃないぐらい(笑い)。
--思い出深い撮影シーンは。
撮影初日ですね。大雨の中で、パラシュートなど20キロ以上のものを身につけて、ヘリからヘリへ飛び移る(シーン)。つらかったですね。(飛び移って) ヘリの中の3人をやっつけるんですけど、操縦席の鉄のシートに思いっきりパンチしちゃったんです。血も出てしまった。そしたらスタッフの人に怒られて。 『大道克己は死人が復活したキャラクターだから、絶対に血は出ないんです。消してください!』って(笑い)。ちょっと切なかったですね。これが仮面ライ ダーの世界かと思いました。
--演じるときに気をつけたことは。
声のトーンを下げて、表情とかで、子供があこがれるような強くて悪くて冷たいという役作りはしたつもりです。監督とプロデューサーに「ガンダムでいうと シャアでいいんですか」って言ったんです。悪だけど悪の定義があるし、ただ悪いだけという感じはしない。「近いと思います」っていう返事だった。僕はシャ アと(ドラゴンボールの)ベジータを足して二で割ったのが「エターナル」だと思う。あと関西弁のイントネーションが出ないように。関西弁の“最凶”ライ ダーなんて嫌でしょ(笑い)。「お前ら、ほんまやってまうでえ」とか怖くない(笑い)。
--楽曲については。
二つ返事で「やらせていただきます」って言いました。最初は「作詞、作曲、歌唱を松岡充で」って言われたんですけど、僕にとっての「W」も表現したいか ら、僕の親友である(ろ胞性悪性リンパ腫で療養中の「SOPHIA」メンバー)都啓一にオファーしたいと。(加えて)僕も何曲か作って選んでもいいですか と提案しました。都啓一は闘いの真っ最中で、そこから出てくるメッセージはきっと強いと思ったので(都さんに曲を)お願いしたいと話をしたら「ぜひやらせ てくれ」と喜んでくれた。彼は自分がこうありたいと奮い立たせるようなメロディーを作ってきた。いいマッチングだったなと思いながら歌詞をつけました。
--詞にはどんなメッセージが?
(仮面ライダーは)お子さんが中心になって見てくれるものだけど、(制作側は)誰一人として子供向けだからとは考えていないんです。楽曲もそうであって いいんじゃないかと。一人では立ち向かうことができないけど二人ならなんとかっていうのが「W」のテーマで、(登場人物の)フィリップ君をにおわせるよう な弱い心を持った少年を都啓一というがんで闘っているメンバーに当てはめてみたつもりです。(観客に)今見た世界は架空だけど、そこにあるメッセージは現 実を生きているあなたたちに対してのメッセージだということを入れたかったので(歌詞は)現実的。それを子供たちが分かるのは大人になってからでもいい。 一過性ではない、みんなが生きる上でテーマに持てるものを入れ込もうと思いました。
--仮面ライダーファンへメッセージを。
(自分たちミュージシャンが出演することで)世界観が広がることが嫌だということもあると思う。でも(ファンと)同じように仮面ライダーを好きな人や影 響を受けた人が演じているので、大きな心で受け入れてほしいなって。ファンの方に失礼のないように演じたつもりです。仮面ライダーファンのみなさんがいて くれるから、僕らはこうやって表現できる。お礼を言いたいですね。
<プロフィル>
まつおか・みつる。71年8月12日大阪生まれ。今年デビュー15周年を迎えたロックバンド「SOPHIA」のボーカリスト。バンドはキーボード都啓一さ んの闘病により、ライブ活動を休止中。「仮面ライダーW FOREVER AtoZ」の主題歌「W」はCDが1260円、CD+DVDが1890円。