シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

>ウィル・スミスの息子ジェイデン主演でよみがえった伝説の映画『ベスト・キッド』のモニター試写会でアンケートを行ったところ、男性と女性とで感動ポイントが大きく違うことがわかった。

 モニター試写会に訪れた男性の中には、1984年に製作されたオリジナル版への思い入れが深い人も多かったようで、アンケートには「オリジナルが 好きだったから、リメイクはどうなんだろうと思って鑑賞しました」という意見がほとんど。しかし、実際に映画を観た感想は、「正直、セリフを聞いて懐かし さは覚えたけれど、主人公を演じるジェイデンが、あまりにも上手でまったく嫌な気持ちにはならなかった」というものをはじめ、「アクションシーンは、 ジャッキーが出演しているのもあって、こちらのほうがすごかった!」というものなど、リメイクへの抵抗よりも、ジャッキー・チェンが“魅せる”アクション シーン、そして試合のシーンに感動したという意見が圧倒的だった。


 一方の女性は、主人公ドレを演じるキュートなジェイデンへのラブコールが集中! オリジナル版は高校生が主人公だったが、今回ジェイデンが演じた 主人公は12歳という設定。「さわやかに描かれた初恋が印象的」という初々しい初恋のシーンや、 「ジェイデンが演じるドレの、ひたむきで一生懸命な姿が健気でかわいかった」という意見など、アクションシーンよりも、主人公の成長ぶりに感動したという 声が多かった。


 いじめられっ子だったドレが、ジャッキー演じるカンフーの達人からのトレーニングでだんだんと強くなっていく姿にワクワクする男性と、小さな主人 公のけなげな姿に思わず涙してしまう女性……。感動のポイントはそれぞれ違うが、みんなが新しい映画『ベスト・キッド』に、ハマってしまったことは事実の ようだ。


 本作は、ノリユキ・パット・モリタ演じるミスター・ミヤギの「ワックス塗る! ワックス拭き取る!」が世界的に有名になった、『ベスト・キッド』 のリメイク版。今回は、空手からカンフーとなり、主人公も小学生……と舞台や設定がずいぶんと変わっている。上映前は、「あれだけの人気作をリメイクなん て失敗する!」などのバッシングにもあった本作だが、全米で公開後は、ジェイデン・スミスの芸達者ぶりと、ジャッキー・チェンとの息の合ったコンビも高評 価。「ワックス塗る!」の名セリフが、「ジャケット着る! ジャケット脱ぐ!」に変わり、アメリカのちびっこたちの間ではすでに大流行! 日本もアメリカ も、観た人みんながハマった新生『ベスト・キッド』で、さわやかな感動を味わってほしい。


映画『ベスト・キッド』は8月14日より新宿ピカデリーほか全国公開(8月7日、8日に先行上映、一部劇場を除く)



Who killed Cock Robin?