『インセプション』無重力シーンは本当に無重力?監督の驚きのこだわりが明らかに!メイキング映像公開
シネマトゥデイ
より(以下一部抜粋)> レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙の共演、その画期的なストーリーと驚きの映像世界で話題になっている映画『インセプション』のメイキング映像がYoutubeにアップされ、CG撮影のためのブルーバックを一切使用せずに撮影したというクリストファー・ノーラン監督の驚きのこだわりが明らかになった。
中でも注目は、無重力状態を作り出すために築き上げられた360度回転するセットでの撮影だ。巨大水車のようなものの中に、ホテルの長い廊下のセットが作られており、水車の回転で、無重力世界を作り出している。このセットが使われた本編のシーンには、息をのむこと必至。このセットで活躍するジョセフ・ゴードン=レヴィットが入念な役づくりをしている姿も必見だ。
そのほか、エッフェル塔がバックに見えるフランス、エキゾチックなモロッコの街並み、一面白銀の世界に覆われたカナダなど世界各国での撮影の様子が映し出されており、以前渡辺が言っていた「CGをたくさん使ったと思われがちだが、非常にアナログな手法で撮影した」ということが実感できる映像。超豪華キャスト陣に演技指導をするノーラン監督の姿からは、この映画へのこだわりが伝わってくる。
『インセプション』は、映画『借りぐらしのアリエッティ』『トイ・ストーリー3』などの夏休み映画に押されながらも、興行成績ランキングでも健闘しており、その出来は、今年の最高傑作と言っても過言ではない秀作。このメイキング映像に映し出されるノーラン監督のこだわりは、映画館に足を運んだ観客を思わずうならせることだろう。
映画『インセプション』は全国公開中
このシーン、思いっきり重力あるけど。人、床にへばりついてるじゃん。
これは重力が異常になってるシーンであって、無重力ではないですよ。
特撮ファンならジンバルを使った撮影だって一目でわかります。
ジンバルを使えばセット全体が回転するから、カメラの位置によっては重力が下じゃなくて横や上に向いてるように見えるけれど、重力そのものは消えはしません。この画像の場合、部屋がナナメ45度ぐらいに傾いているけれど、ジョゼフはほぼ重力に対してほぼ垂直に立っているでしょ。
無重力シーンは、第一段階の夢で車が落っこちている時。ジョゼフの体が完全に宙に浮きあがったシーンで、彼が物に触れると作用と反作用で双方が反対方向に移動する場面よ。あれはジンバル使ったってできない。
無重力シーンを実際に撮影するには、航空機を使う。
「アポロ13」で実際にやっていたから、「インセプション」でもそれをしたのでしょう。自由落下中は地球上でも無重力状態になると映画の中で言ってたとおり。1回に撮影できるの、2秒ぐらいだけど。
ジョゼフは無重力状態でもかなりのシーンで顔を出してスタントこなしていたから、スゴイと思います。
ブルーバックを使用していない素晴らしさというのは、このあと「インセプション」がDVDやブルーレイになってそれをテレビで見た時にはっきりわかるわよ。その時が楽しみだ♪