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 1982年に33歳の若さで急死した伝説のコメディアン、ジョン・ベルーシ の伝記映画企画が進行中であることが分かった。


 米ハリウッド・レポーター誌によれば、米ワーナー・ブラザースがベルーシの生涯の映画化権を遺族から獲得。「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 」のトッド・フィリップス 監督がプロデュース、「幸せのちから 」のスティーブン・コンラッドが脚本を手がけることになったという。フィリップス監督がメガホンをとるかは現時点では未定。ベルーシの未亡人ジュディス・ベルーシ・ピサーノ(現在は再婚している)が、エグゼクティブロデューサーとして参加する。


 ベルーシの伝記映画といえば、89年にボブ・ウッドワード のノンフィクション「ベルーシ最期の事件」を映画化した「ベルーシ ブルースの消えた夜」が製作されたが、ベルーシの遺族やコメディアン仲間は原作と映画、両方の内容を不正確なものとして批判していた。


 ベルーシ役は現在のところ決まっていない。「ベルーシ ブルースの消えた夜」ではマイケル・チクリス が演じたほか、ベルーシと同じく「サタデー・ナイト・ライブ」のオリジナルメンバーだったギルダ・ラドナー (89年に卵巣ガンのため42歳で死去)の生涯を描いたテレビ映画「Gilda Radner: It's Always Something」(02)では、エリック・シーゲルがベルーシに扮した。