> ドラマ「中国式離婚」のトークショー 試写会が8月18日、東京・シネマート六本木で行われ、漫画家の西原理恵子 、作家の岩井志麻子 、週刊新潮部長職編集委員の中瀬ゆかり氏が出席した。ともに離婚経験をもつ3人が“熟女キャッツアイ”として、経験談を赤裸々(せきらら)に告白。同日、同時間帯に六本木で来日会見を行ったジュリア・ロバーツ に対抗心を燃やすひと幕もあった。
「中国式離婚」は裕福な生活を夢見る教師の妻と、真面目で堅実な医師の夫が、価値観の違いや生活のすれ違いをきっかけに、離婚問題に直面するさまをリアルに描いた社会派ドラマ。
西 原は「(主人公が)すごいバカな女。見ている人に『ちょっと待て待て』とつっこませて、引っ張っている。一昔前の日本のドラマもそうだったし、正直見ても 得はない」とバッサリ。「今の時代、女性も相手に何かを求めたり、頼ったりせず、自分で稼いだほうがいい。結婚するならお互い“戦友”になるべきだし、不 測の事態を乗り越えるにはお金がかかる」と経験をもとにアドバイスした。現在、再婚願望はないというが、「子どもは欲しい。2人の子育てが本当に楽しいの で」と“毎日かあさん”な素顔をのぞかせた。
一方、岩井は「突然主人公が記憶喪失になったりしないし、真面目な作りで意外と面白い」と好感触。08年に18歳年下の韓国人男性と再婚したが、「今『ダーリンは外国人 』 が売れているけど、私も『ヒモは朝鮮人』って本を出したい。離婚したほうが生活は楽」と無職の夫に嘆き節。しかし、中瀬は「2つの意味でアウト。絶対に無 理」、西原も「ペットが増えた感覚でしょ」と突き放した。実際、岩井は夫にゾッコンだといい、「結局この世はぜんぶ相性! どんなにひどい相手でも、本人 が良かったらしょうがない」と結婚生活に大満足の様子だ。
その後のトークは、脱線しきり。西原が「今日、ここにいる記者さんは、ジュリア・ロバーツ の会見に入れてもらえなかった人たち」といじれば、岩井や中瀬は「ジュリア・ロバーツ と間違えて来たんでしょ。あんな口のでかい女には負けない」と言いたい放題だった。
「中国式離婚」(第13~22話)は9月3日からセル・レンタル開始。
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