> 100歳以上の高齢者の所在不明問題で、東大阪市では120歳以上の228人が戸籍上、「生存」している状態になっていることが市への取材で分かった。
このうち最高齢者は149歳で幕末の1861(文久元)年生まれ。いずれも市に住民登録がなく、住所の履歴を示す書類もない。「戸籍上だけ存在する人」は
全国に多数いるとみられている。年金や介護保険などの行政サービスは住民登録が基礎となるため、年金の不正受給などにはつながらず、人口や平均寿命などの
統計とも関係しない。
100歳以上の高齢者13人の所在不明が判明した今月上旬、市が戸籍を点検し明らかになった。死亡しているとみられる高齢者の戸籍は法務局の許可を得て 不定期で削除している。最近では、99年と91年に削除。戸籍を電算化した00年以降、削除はしていない。法律上、削除の義務はなく後回しになりがちとい う。市は「法務局と相談して削除事務を進めたい」としている。
同様の事例は他の自治体でも起きている。大阪府八尾市では戸籍上、18人が120歳を超え、最高齢は137歳だった。いずれも住民票は既に削除済みで、 今後、戸籍も削除する方針。法務省民事局によると、高齢者の戸籍削除については行政措置として100歳以上で所在不明な高齢者の戸籍については削除できる という取り決めがある。各自治体では110~120歳などを基準に見直し、法務局の許可を得た上で削除している。
100歳以上の高齢者13人の所在不明が判明した今月上旬、市が戸籍を点検し明らかになった。死亡しているとみられる高齢者の戸籍は法務局の許可を得て 不定期で削除している。最近では、99年と91年に削除。戸籍を電算化した00年以降、削除はしていない。法律上、削除の義務はなく後回しになりがちとい う。市は「法務局と相談して削除事務を進めたい」としている。
同様の事例は他の自治体でも起きている。大阪府八尾市では戸籍上、18人が120歳を超え、最高齢は137歳だった。いずれも住民票は既に削除済みで、 今後、戸籍も削除する方針。法務省民事局によると、高齢者の戸籍削除については行政措置として100歳以上で所在不明な高齢者の戸籍については削除できる という取り決めがある。各自治体では110~120歳などを基準に見直し、法務局の許可を得た上で削除している。