シネマトゥデイより(以下一部抜粋)
>6日、大分県の由布市湯布院公民館で開催されている第35回湯布院映画祭で、1971年公開の映画『あらかじめ失われた恋人たちよ』が上映され、本作のメ ガホンをとったジャーナリストの田原総一朗、出演者の石橋蓮司、緑魔子が登場。伝説の3ショットの実現に会場は大いに沸いていた。
テレビ番組「朝まで生テレビ!」で有名な田原だが、かつて映画のメガホンを取っていたというのは知る人ぞ知る事実。その当時は東京12チャンネル(現在 のテレビ東京)に所属し、先鋭的なドキュメンタリー番組を制作していた田原だが、その頃はとにかく映画を作りたいという思いが強かったのだという。
「撮影 に2か月必要だったが、会社は休ませてくれない。しかし仲間は面白いと応援してくれて、毎日ぼくの代わりに出勤簿を押してくれた。そういういんちきのおか げで完成した」
と破天荒なエピソードを披露。しかし、この映画で借金を抱えてしまったことにより、金を稼ぐためにフリーの物書き稼業に転向したきっかけに なったと明かす田原。
それでも、その後も映画を撮りたいという情熱は消えなかったというが、
「大島渚監督の映画『御法度』が公開された時に思ったことだ が、あれはとてもいい映画だった。あのホモ描写はすごくよかったからね。でもあんなにいい出来なのに、なぜかお客が入らない。僕らの世代の感覚が悪かった のかなと思った。あれは一種の挫折感だった」
といつもの強気な田原節は鳴りを潜め、意外な心境を吐露していた。
さて、この映画は女優・桃井かおりにとって本格的な映画デビュー作となる(実質的なデビュー作は同年、市川崑監督の映画『愛ふたたび』)。桃井はこの作 品で大胆なヌードを披露しているわけだが、やはり裸になるシーンではためらいがあったのだという。「そこで石橋さんが『実存だ!』と叫ぶわけですよ。そう 言われると、何となく裸にならなきゃいけない気持ちになった」と田原が明かすと、石橋は「かおり自身、映画は初めてだし、(共演者の)加納典明はカメラマ ンだしね。そういう意味では二人に芝居をアドバイスをする立場だった。戸惑うと変な演技になるので、『実存』とか難しい言葉を使えば納得するかなと思っ た」とその言葉を使った理由を明かしていた。
そして田原は撮影最初の晩のことに触れて、「桃井さんはずっとロンドンに留学していて、ボーイフレンドもいない、キスも握手もしたことがない。もちろん セックスも知らなかった。だから旅館に来て、役作りのために教えて欲しいと言われた」と仰天エピソードを披露。しかし突然の申し出に照れてしまった田原 は、適当にはぐらかしてしまったのだという。「それを大島渚(監督)に言ったら、バカヤロー、なぜ指導しなかったんだと。あれが大島渚に言われた初めての バカヤローだった」と明かして、会場を笑わせていた。(取材・文:壬生智裕)
第35回湯布院映画祭は29日(日)まで由布市湯布院公民館で開催中
あははは、あのホモ描写じゃ世の○女子その他は納得しないわ~。
だって、愛はおろか葛藤もないんだもん。
ただ、体貸してるだけじゃあ、だめなのよ。
でもま、あれがあの世代の方のその道の理解の仕方なのかという勉強にはなったけどね~。
大事なのは「美」。
そしてそれを際だたせるのは感情と葛藤。
それがなければホモ描写になど、何の意味もないわ。
>6日、大分県の由布市湯布院公民館で開催されている第35回湯布院映画祭で、1971年公開の映画『あらかじめ失われた恋人たちよ』が上映され、本作のメ ガホンをとったジャーナリストの田原総一朗、出演者の石橋蓮司、緑魔子が登場。伝説の3ショットの実現に会場は大いに沸いていた。
テレビ番組「朝まで生テレビ!」で有名な田原だが、かつて映画のメガホンを取っていたというのは知る人ぞ知る事実。その当時は東京12チャンネル(現在 のテレビ東京)に所属し、先鋭的なドキュメンタリー番組を制作していた田原だが、その頃はとにかく映画を作りたいという思いが強かったのだという。
「撮影 に2か月必要だったが、会社は休ませてくれない。しかし仲間は面白いと応援してくれて、毎日ぼくの代わりに出勤簿を押してくれた。そういういんちきのおか げで完成した」
と破天荒なエピソードを披露。しかし、この映画で借金を抱えてしまったことにより、金を稼ぐためにフリーの物書き稼業に転向したきっかけに なったと明かす田原。
それでも、その後も映画を撮りたいという情熱は消えなかったというが、
「大島渚監督の映画『御法度』が公開された時に思ったことだ が、あれはとてもいい映画だった。あのホモ描写はすごくよかったからね。でもあんなにいい出来なのに、なぜかお客が入らない。僕らの世代の感覚が悪かった のかなと思った。あれは一種の挫折感だった」
といつもの強気な田原節は鳴りを潜め、意外な心境を吐露していた。
さて、この映画は女優・桃井かおりにとって本格的な映画デビュー作となる(実質的なデビュー作は同年、市川崑監督の映画『愛ふたたび』)。桃井はこの作 品で大胆なヌードを披露しているわけだが、やはり裸になるシーンではためらいがあったのだという。「そこで石橋さんが『実存だ!』と叫ぶわけですよ。そう 言われると、何となく裸にならなきゃいけない気持ちになった」と田原が明かすと、石橋は「かおり自身、映画は初めてだし、(共演者の)加納典明はカメラマ ンだしね。そういう意味では二人に芝居をアドバイスをする立場だった。戸惑うと変な演技になるので、『実存』とか難しい言葉を使えば納得するかなと思っ た」とその言葉を使った理由を明かしていた。
そして田原は撮影最初の晩のことに触れて、「桃井さんはずっとロンドンに留学していて、ボーイフレンドもいない、キスも握手もしたことがない。もちろん セックスも知らなかった。だから旅館に来て、役作りのために教えて欲しいと言われた」と仰天エピソードを披露。しかし突然の申し出に照れてしまった田原 は、適当にはぐらかしてしまったのだという。「それを大島渚(監督)に言ったら、バカヤロー、なぜ指導しなかったんだと。あれが大島渚に言われた初めての バカヤローだった」と明かして、会場を笑わせていた。(取材・文:壬生智裕)
第35回湯布院映画祭は29日(日)まで由布市湯布院公民館で開催中
あははは、あのホモ描写じゃ世の○女子その他は納得しないわ~。
だって、愛はおろか葛藤もないんだもん。
ただ、体貸してるだけじゃあ、だめなのよ。
でもま、あれがあの世代の方のその道の理解の仕方なのかという勉強にはなったけどね~。
大事なのは「美」。
そしてそれを際だたせるのは感情と葛藤。
それがなければホモ描写になど、何の意味もないわ。