オリコン
より(以下一部抜粋)
>福山雅治主演のNHK大河ドラマ『龍馬伝』第3部が、9月5日放送回で佳境の「寺田屋騒動」を迎える。薩長同盟を成し遂げ、お龍が待つ寺田屋へと戻った龍
馬を待っていたのは、伏見奉行による襲撃。福山は、左手を切られたことによる出血多量で生死をさまよう、自身初の瀕死(ひんし)状態の演技に挑み、細かな
表情や息づかいで緊迫感、臨場感をより現実のものとしている。『寺田屋騒動』で真木よう子演じるお龍と向き合う“福山龍馬”
今まで出演してきたどの作品でも死からは縁遠い役だった福山が、『龍馬伝』で初めての演技に臨んだ。壮絶な寺田屋脱出劇は、同局内において前例がない程 の長時間によるスタジオ撮影を敢行して収録。銃を手に威嚇射撃する龍馬と、彼の護衛役の長府藩士・三吉慎蔵(筧利夫)の華麗な棒術、そして捕り方との激闘 や現場の張り詰めた空気感を、数台の高性能カメラが繊細に捉えた。
有名なエピソードとしても知られる、龍馬を助けるお龍役の真木よう子の迫真の演技にも注目だ。お龍が湯船に浸かる妖艶な描写から一転、襲撃を一足早く察 知して龍馬のもとへ階段を駆け上がるシーン。助けを求めて寺田屋から薩摩藩邸まで走る場面で真木は、カメラの追いつくスピードもお構いなしに激走し、演出 の大友啓史氏も「マジで速い、速い! さすが元陸上部」と舌を巻くほどだったという。
寺田屋騒動を軸に物語はいよいよ第4部へラストスパート。九死に一生を得た龍馬は、お龍を妻にめとり、日本初の新婚旅行先となった薩摩(鹿児島)を舞台に『龍馬伝』(NHK総合・毎週日曜後8時)は進んでいく。