> 俳優の根津甚八(62)が俳優業に終止符を打つことが分かった。6日放送のテレビ朝日系情報番組「スーパーモーニング」(月~金曜・前8時)の取材に 妻・仁香さん(47)が応じ、「根津甚八はもう表舞台には戻りません」と告白。根津自身「もうテレビには一切出ません」と話していることを明かしている。

 仁香さんによると、満足する演技ができなくなったとのことで、役者をやめることを決意。現在もドラマや映画のオファーはあるが、すべて断っているという。今後は演出家や脚本家として活動する。

 根津は70年に舞台「ジョン・シルバー愛の乞食篇」でデビュー。78年にNHK大河ドラマ「黄金の日々」に出演、人気を集めた。映画や歌手として活躍し てきたが、昨年8月にはうつ状態からリハビリ生活を送っていることが週刊誌で報じられた。ヘルニア、物が二重に見える複視などに加え、04年には人身事故 を起こし、車いす生活も経験していた。

 今月27日には仁香さんの著書「根津甚八」(講談社)が発売される。これまでの生活、闘病をつづり、根津からファンに対しての最後のメッセージも掲載される。