スポーツ報知
より(以下一部抜粋)
寛斎版「七人の侍」は、光一を中心に女優の仲里依紗(20)、元格闘家の魔裟斗(31)、ダチョウ倶楽部・上島竜兵(49)、ダンサー・森山開次 (36)、タレントの池谷幸雄(39)や俳優の柄本明(61)と、バラエティー豊かなメンバーが務める。そのほか、約500人の大キャストがショーを彩 る。
黒澤映画がモチーフになるが、寛斎氏は「表現方法は全く異なるものに変えます」と宣言。登場人物や設定なども映画とは異なるという。大量の水や火の玉、 フライングによる空中パフォーマンスなどを駆使し「夢をかなえるべく、挑戦し続ける七人の侍を描きたい」と寛斎氏。ストーリーなどは未定だが、アリーナ一 面に200トンの水を張った舞台で行われる戦いのシーンが最大の見せ場になるという。
光一はライフワークとなっている「SHOCK」など、ジャニーズ事務所の舞台では看板俳優として活躍しているが、外部の舞台主演は初めて。10月中旬からけいこが行われるが、フライングなどの大仕掛けや殺陣は得意中の得意とするところだ。
寛斎氏は「寛斎スーパーショー」と銘打ち、1993年のロシアから、ベトナム、インドなどで上演。04年には日本武道館で「アボルダージュ~接舷攻 撃~」(出演・上戸彩、哀川翔ら)、07年には東京ドームで「太陽の船」(出演・上戸、松岡昌宏、長渕剛ら)を開催し、国内でも話題となった。今回の「七 人の侍」は約3年前、黒澤監督の長男・久雄氏の承諾を得て構想を開始。海外公演も視野に入れており、本番はニューヨークの舞台関係者も訪れるという。
◆七人の侍 1954年に公開された映画。黒澤明監督作品。戦国時代、野武士に襲われる村人を救うため、島田勘兵衛(志村喬)、菊千代(三船敏郎)ら7 人の侍がさまざまなあつれきを乗り越えて結束し、戦う様を描く。黒澤作品の中でも傑作と評されることも多く、ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞。米映画 の「荒野の七人」など、影響を受けた作品も多い。