シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)
圧倒的なダイナミズムと映像美で描き出すディズニーのSF映画『トロン:レガシー』が第23回東京国際映画祭(TIFF)特別招待作品としてスペシャルプレゼンテーション上映されることが決定した。同映画祭のスペシャルプレゼンテーション上映とは、昨年、興行収入150億円を超えた映画『アバター』が上映され話題を呼んだ枠で、通常完成作品を上映するところ、フッテージ数十分でありながら、国際映画祭のスクリーンで上映するのにふさわしいと評価されたもので、今年は『トロン:レガシー』が出品されることとなった。
この映画祭での上映は、世界で初公開の映像も含まれており、世界中から注目されることは必至。この『トロン:レガシー』の撮影では、『アバター』のジェームズ・キャメロン監督が開発したフュージョン・カメラ・システムを使用。『アバター』で用いられたSONY F35よりも新世代カメラを使って圧倒的にクオリティの高い映像を実現している。
本作は、2008年のコミック・コンベンションで大絶賛をあび、制作がスタート。撮影は2009年にバンクーバー、ロサンゼルスなどで80日間かけて行われ、現在68週間にもわたるポストプロダクション中。本年度のコミコンでは、本作約7分間の映像がベールを脱ぎ、「『アバター』は過去のものになるだろう」と観客に言わせるほど驚異的な3D映像で観るものを圧倒した。
アップルやナイキなどの革新的なコマーシャルを手掛けてきた最先端の映像クリエイターが、映画の新たなるフロンティアを切り開く。サム役には『トロイ』『エラゴン 遺志を継ぐ者』にも出演した新進気鋭の若手俳優ギャレット・ヘドランド。サムの父ケヴィン役には、『クレイジー・ハート』で本年度アカデミー賞主演男優賞に輝いた名優ジェフ・ブリッジスがあたる。また、全編にエレクトロニック・ミュージック界屈指のトップ・アーティスト、ダフト・パンクの音楽がフィーチャーされている。なお『トロン:レガシー』は、日本では3D上映のみの公開という思い切った手段に出るが、ディズニーの本作3D映像への自信の証といえよう。
『トロン:レガシー』は12月17日(金)全世界同時公開