清水崇監督、3D部門審査委員長として『アバター』『ヒックとドラゴン』に賞を授与!【第67回ヴェネチア国際映画祭】

シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

>清水崇監督が審査委員長を務めた、第67回ヴェネチア国際映画祭がこの1年間にイタリアで公開された優れた3D映画 を選ぶ「ヴェネチア3Dアワード」が現地時間10日に発表され、ジェームズ・キャメロン監督『アバター』とディーン・デュボア&クリス・サンダース監督の 『ヒックとドラゴン』の2作が選ばれた。残念ながら両作品の監督は現地入りしなかったが、代理人に清水監督から記念の盾が渡された。

 同賞は3D元年の昨年に新設され、第1回はジョー・ダンテ監督『ホール』が受賞。その際、授賞式でアジア圏初のデジタル3D映画『戦慄迷宮3D THE SHOCK

LABYRINTH』のフッテージ映像を披露して好評だった清水監督が、栄えある第2回目の審査委員長に選ばれた。受賞結果について清水監督は「今現在 3Dは、フルアニメCGで使用されることが多いが、その技術はそこに収まらないと思う。まして親子&子ども向け作品だけでなく、正しく3Dの使い方をして いる作品を選べればと考えました。その結果、3D技術に貢献したこの2作品を選びました。『アバター』は皆さんの予想通りだと思うが、『ヒックとドラゴ ン』はドラゴンが飛ぶシーンが素晴らしかった」と説明した。


 また授賞式では清水監督の『戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH』がイタリア初上映されたほか、「自分も観るのは初めて」(清 水監督)という8日にクランクアップしたばかりの新作『ラビット・ホラー3D』(来年公開)の特別フッテージ映像も初披露された。劇中に登場するウサギの 着ぐるみを被ってレッドカーペットを歩いて映画祭を盛り上げた清水監督は「『ラビット・ホラー3D』で主演している満島ひかりは、3D映画反対派なんで す。だったらなんで映画に出たんだ!? っていう話ですけど(笑)、『アバター』を観てもう役者はいらないんじゃないかと思ったそうで、その気持ちは僕も わかる。僕ももともと3Dに興味があったわけじゃなく、子どもだましのギミックと思っていた。でも3D映画を撮った今は見解が変わり、映画を新しい分野に 持っていってくれると信じています。その新しい分野を讃える賞を、こうして歴史ある映画祭で取り上げて賞を作るのは、映画の可能性を示していると思いま す」と語り、審査委員長の大役を無事に果たし終えた。


Who killed Cock Robin?