>玉置浩二(51)がボーカルを務める5人組バンド「安全地帯」が12日、福岡サンパレスで行ったコンサートが、玉置の“暴挙”により途中で中止となるハプニングがあった。

 鹿児島からコンサートを見に訪れた観客らによると、玉置は出だしからろれつが回らないような状態。あまりにひどいパフォーマンスにヤジと歓声が入り交じ り、観客と口論になる場面も。玉置は「舞台に上がれ」とステージを降り、制止するスタッフを突き飛ばす一幕もあったようだ。「コンサートなんてたいしたこ とない」「(チケット代)7800円くらいで怒るな!」などと暴言も吐き、他のメンバーは愛想を尽かして、途中で“ボイコット”したという。

 はちゃめちゃなステージに、会場を出る観客が続出。ステージは2時間に及んだが、主催者側は事態を重く見て、チケット代金の払い戻しを決定。指定席7800円で約2300席が完売だった。

 玉置は7日の大阪公演でも叫ぶように歌ったり、突然ステージ上で寝転がったりし、体調不良を理由にラスト4曲を残し途中で切り上げていた。その後、 キョードー大阪のホームページで「よりいいものを観て頂きたくトライした結果です。でも我々はトライはやめません。それが前に行く道だと思います。あくま でもコンサートは生ものです。どうかご理解のほどを」とコメントを発表。7日の観客からは「これぞライブ」と好意的な意見もあった。9日の香川公演は“問 題行動”もなく約2時間、20曲以上を聴かせた。13日には熊本・崇城大学市民ホールでの公演が予定されている。