シネマトゥデイ映画ニュースより(以下一部抜粋)
> トロント映画祭の観客賞が9月19日(現地時間)発表された。大賞に選ばれたのは映画『キングス・スピーチ / KING'S SPEECH』(原題)。監督はトム・フーパーで、主演はコリン・ファース。現イギリス女王のエリザベス2世の父親、ジョージ6世を主人公にしたこの物語 は、時代ものでありながらも、物語の焦点はあくまでも、言語障害だったジョージ6世が、それを克服し演説をするまでを描いた、普遍的かつ感動的な物語だ。 ヘレナ・ボナム・カーターの演じた妻の渾身的な姿もまた素晴らしい。
この作品は、トロント映画祭で上映されて以来早くから、アカデミー賞において、作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞など、あらゆる部門 でノミネートの可能性がある作品として注目されてきた。トロント映画祭は、本当の観客が決めた市民による賞があることが特徴的。去年観客賞を受賞した映画 『プレシャス』に始まり、その前の年は『スラムドッグ$ミリオネア』など、この映画祭で観客賞を受賞すると、アカデミー賞に必ずノミネートされるとの定評 もある。『キングス・スピーチ / KING'S SPEECH』(原題)の今後の評判に要注目だ。