スポニチアネックス より(以下一部抜粋)
沖縄県尖閣諸島周辺の日本領海内で海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突した事件をめぐり、人気グループ「SMAP」の上海公演(来月9、10日予定)が中止になる可能性が出てきた。現地のチケット販売代理店が19日に販売を突然停止。これを受けてジャニーズ事務所は20日、中国の主催者側と協議を始めた。事務所はメンバーの安全を危惧(きぐ)しており、事件の推移を見ながら今月中に結論を出す。
中国側が次々と強硬姿勢を打ち出す中、今度は日中友好のシンボルであったSMAPの上海公演が“標的”になった。
公演のチケットは日本では販売されておらず、ジャニーズ事務所が現地の代理店に委託。8月末から販売を開始していた。代理店は販売を停止した理由について「分からない」としているが、公演自体が中止となる可能性を認めている。現地関係者は「当局の強い意向が働いたのでは」とみている。
SMAPは6月13日にも上海万博でのファンイベントを予定していたが、本番8日前に事務局がファン殺到による混乱が避けられないとして急きょ中止を決定。それでも上海万博側の全面バックアップを取り付け、8月に今回の公演を発表。4万人収容の現地最大の会場で計8万人を動員するビッグプロジェクトだっただけにメンバーも張り切っていた。同15日の東京ドーム公演には、中国の駐日本国特命全権大使の程永華氏が来場し「心から上海コンサートの大成功をお祈りしています」とコメントしていた。
上海万博をめぐっては、日中の青少年交流事業の一環として21日から派遣予定だった「日本青年上海万博訪問団」約1000人の受け入れを中国側が前日になって突然拒否。友好や調和をうたった上海万博も、日中関係悪化のあおりを受けている。
中国側が次々と強硬姿勢を打ち出す中、今度は日中友好のシンボルであったSMAPの上海公演が“標的”になった。
公演のチケットは日本では販売されておらず、ジャニーズ事務所が現地の代理店に委託。8月末から販売を開始していた。代理店は販売を停止した理由について「分からない」としているが、公演自体が中止となる可能性を認めている。現地関係者は「当局の強い意向が働いたのでは」とみている。
SMAPは6月13日にも上海万博でのファンイベントを予定していたが、本番8日前に事務局がファン殺到による混乱が避けられないとして急きょ中止を決定。それでも上海万博側の全面バックアップを取り付け、8月に今回の公演を発表。4万人収容の現地最大の会場で計8万人を動員するビッグプロジェクトだっただけにメンバーも張り切っていた。同15日の東京ドーム公演には、中国の駐日本国特命全権大使の程永華氏が来場し「心から上海コンサートの大成功をお祈りしています」とコメントしていた。
上海万博をめぐっては、日中の青少年交流事業の一環として21日から派遣予定だった「日本青年上海万博訪問団」約1000人の受け入れを中国側が前日になって突然拒否。友好や調和をうたった上海万博も、日中関係悪化のあおりを受けている。