> 27日、港区芝大門の増上寺で映画『大奥』大ヒット祈願イベントセレモニーが行われ、二宮和也、柴咲コウ、堀北真 希、大倉忠義、中村蒼、玉木宏、阿部サダヲ、和久井映見、佐々木蔵之介らが登場し、イケメン美女たちの和装による“美”の競演が展開された。
今回の会場になったのは、江戸時代の初めに徳川家の菩提(ぼだい)寺として選ばれた浄土宗鎮西派の大本山・増上寺。徳川将軍15代のうち、6人が 祭られているという縁もあり、今回のヒット祈願が行われることになった。小雨がぱらつく天候で予定されていたレッドカーペットイベントも中止となってし まったが、屈指のイケメン、美女たちが集結するイベントということで、会場には女性を中心に1,000人を超えるファンで埋め尽くされ、歓声が上がってい た。
この日は時代劇のヒット祈願ということもあり、登壇者は皆、和服姿で登場。掘北は白を基調としたつややかな花柄、柴咲は本作のイメージカラーであ る黒と赤の着物、そして最年長の和久井は淡い紫を基調としたしっとり着物で登場。黒の紋付きはかま姿の男性陣が、女性陣の着物の色彩をよりいっそう映えさ せていた。
祈祷(きとう)を終え、ファンの前に登場した柴咲は「身が引き締まるとはこういうことなんですね。今日はあいにくの雨ですが、これが恵みの雨にな れば」と振り返った。そして堀北は「立派な場所でこんな着物を着て、日本人で良かったなと思う瞬間です」とあいさつ。そして涼しげな着物について触れられ ると、「やっぱり着物はすてきです。皆さんも着てください」とホマキスマイルで会場を魅了していた。そして最後に二宮が「この作品は本当に豪華キャストが 見どころだと思います。どのカットも魅力的なキャラクターが出てくるので、ぜひ楽しんでほしいですね」と作品をアピールし、小雨の中の大ヒット祈願は幕を 閉じた。
本作は、男だけを襲う謎の疫病がまん延する江戸時代を舞台に、一人の女将軍に3,000人の美男子たちが仕える女人禁制の男の園、逆大奥をめぐる ドラマを描く異色時代劇。女将軍を柴咲コウがなまめかしく演じるほか、彼女に接近する侍を二宮和也が好演。さらに幼なじみを演じる堀北のかれんさにも注目 だ。
映画『大奥』は10月1日より丸の内ピカデリーほか全国公開