[映画.com ニュース
]より(以下一部抜粋)
> 人気劇作家の鴻上尚史 が自ら手がけた人気舞台を映画化した「恋愛戯曲 私と恋におちてください。 」が9月25日、全国34スクリーンで初日を迎え、鴻上監督をはじめ、深田恭子 、椎名桔平 、塚本高史 が舞台挨拶に立った。
恋 をしないと一行も原稿が書けない脚本家(深田)が、催促に来たテレビ局のプロデューサー(椎名)に対し「シナリオがほしければ、私と恋に落ちて」と強制恋 愛を迫るラブコメディ。約4年半ぶりの主演を務めた深田は、「ワガママで男を振り回す脚本家」という現実のヒロインに加えて、「彼女が書く台本の地味でさ びしい人妻」「その人妻が書く台本のゴージャスな女性作家」という架空のヒロインを演じ分けた。
深田は、「今の芝居にちょっとエッチなふ りかけをかけてください」「ちょっと清水の舞台から飛び降りる感じで」といった鴻上流のユニークな演出に戸惑った様子。「とりあえず、『はい、わかりまし た』とわかったふりをしていたんですが、難しかったですね」と振り返った。一方の椎名は、「深田さんといえば、ドロンジョのイメージ。ドロンジョ様に尽く しまくって、仕えることができてうれしい」と笑顔で語り、「見事な三変化。本当にいろんな面をもってらっしゃる」と太鼓判を押した。
恋の ライバルを演じる塚本は、「ちょっとレトロで、なつかしいテイスト。80年代にタイムスリップした感覚」。深田同様、鴻上監督の抽象的な指示に戸惑いつつ 「ここは適当にお任せってこともありましたよ」。これには鴻上監督も「『適当に』って言ってちゃんとやってくれるんだから、なんて便利なんだ」と感心しき りだった。
過去の恋愛エピソードに話題が及ぶと、椎名と塚本は「女性から強制的な猛アプローチを受けたことはない」と口をそろえたが、鴻 上監督は「えっ、本当はあるでしょ? 僕はありますよ」と対抗心むき出し。また、深田は「海で『大好き』と叫んでほしい。ベタベタなのが好き」と理想のシ チュエーションを告白。そして「この映画を見て、恋したいと思っていただき、明日への活力になればうれしい」とアピールしていた。