[幕張(千葉市) 29日 ロイター ]より(以下一部抜粋)
任天堂 <7974.OS>は29日、裸眼で3D映像のゲームが楽しめる携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS(スリーディーエス)」を来年2月26日から国内で発売すると発表した。希望小売価格は2万5000円。
米国、欧州、オーストラリアでも来年3月に発売する予定で、時期や価格の詳細は各国で発表するという。
携 帯型ゲーム機の「ニンテンドーDS」シリーズは、04年12月の発売以来、10年6月末での全世界の累計販売台数が1億3000万台を超える。DSシリー ズは、04年12月の「初代DS」のほか、本体を軽量化した「DS Lite」(06年3月発売)、カメラ内臓の「DSi」(08年11月発売)、大画面化した「DSi LL」(09年11月発売)がある。
また任天堂 は同日、日本テレビ放送網)とそれぞれ業務提携し、3D映像の自動配信サービスを始めると発表した。3DSの「いつの間に通信」を通じて、毎日3D映像を配信する。
千葉市の幕張メッセで記者説明会を開いた任天堂 の 岩田聡社長は「3DSではスタートダッシュの段階でソフトメーカーと足並みをそろえていく」と述べた。3DSの発売に合わせて、カプコ ン<9697.T>が「ストリートファイター4 3Dエディション」、バンダイナムコゲームス(バンダイナムコホールディングス<7832.T>)が「リッジレーサー3D」、コナ ミ<9766.T>が「ウイニングイレブンシリーズ」、コーエーテクモゲームス(コーエーテクモホールディング ス<3635.T>)が「戦国無双」など、数社のソフトメーカーがタイトルを発売する予定。岩田社長は「任天堂 のハードで売れるのは任天堂 ソフトばかりで、ソフトメーカーのソフトが売れていないのではないかという課題がある」ことに対応する、としている。