シネマトゥデイ より(以下一部抜粋)

>男女の立場が逆転した世界を描いた映画『大奥』にちなみ、男女の本音を探る投票を実施したところ、現代を生きる男女ならではの興味深い結果が判明した。(9月30日時点)

 異性には尽くしたいか? 尽くされたいか? という質問に対して、男性はほぼ半々に回答が分かれたが、女性は約8割が尽くされたいと回答した。圧 倒的な数の女性が、男性に尽くされることを望んでいるというこの世の中。女性は男性に尽くし、三歩後ろを歩くことが美徳とされていた時代はすでに過去のも のだということが浮き彫りになった。男女平等の世の中になり、社会に出て働いている女性たちは、日常に疲れ、癒やしを求めているのかもしれない。優しい草 食系男子や料理上手の料理男子がもてはやされるのも納得だ。


 そんな現実を裏付けるかのように、男女逆転の世界に興味があるか? という質問に、興味があると回答したのは、男性は約6割に対して女性は8割強 という結果だった。確かに最近は、食事に行っても支払いは割り勘でというカップルも少なくない。夫婦間の関係も変化しており、三つ指ついて主人の帰りを待 つ主婦の姿はどこへやら、夫婦共稼ぎは当たり前だし、夫が主夫として家事を担当し、妻が働きに出る夫婦も多い。この結果から考えると、現代社会では男女逆 転が進行中であるといっても過言ではない。
 
 すでに男女逆転しつつある現代人が、映画『大奥』を観たなら、「これが男女の行き着く先なのか?」と少し怖くなるかもしれない。しかし、男性は二宮和也 ふんする水野の大奥での成り上がりぶりから、女性上司の下でうまく働く処世術を見いだすかもしれないし、女性は柴咲コウふんする将軍・吉宗の、二宮ほか大 倉忠義、佐々木蔵之介、玉木宏ら美男3,000人に対する殿様ぶりを観て、男性に尽くされたいという欲求を満たせるかもしれない。一足早く、男女逆転の世 界を垣間見ておくのもいいだろう。

映画『大奥』は丸の内ピカデリーほか全国公開中



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