2日、丸の内ピカデリー1にて映画『大奥』公開記念舞台あいさつが行われ、二宮和也、柴咲コウ、堀北真希、大倉忠義、中村蒼、玉木宏、阿部サダヲ、佐々木蔵之介、金子文紀監督が登場した。
昨日の1日から公開された本作、昨日1日で早くも動員が17万人を突破するなど、幸先のいいスタートをきっている。この日の舞台あいさつも会場内 は満員で、昨日観たばかりのリピーターも多かったようだ。その様子を見た柴咲は「映画館に多く観に来ていただいてありがとうございます。この映画に参加さ せていただいて、奇跡だと、ありがたいなと思っています」とあいさつ。そして阿部も「17万人の方が男女逆転した映画を観たということで、女性たちがすご くいい顔をしていらっしゃって。いい映画なんだなと思います」とコメントし、女性客中心の会場を沸かせていた。
男女逆転という世界観の中で、美しい男たちの美の競演が楽しめる本作だが、その中でも玉木の美しさは誰もが認めるところだろう。「自分自身は心も 身体も乾ききっているので、メイクでうるおいを与えていただくことから始まり、あとはきれいな藤色衣装を着て……。でも初日は蔵之介さんとのラブシーンか ら始まり。難しいシーンでしたけど、蔵之介さんにリードしてもらって、楽しく撮影が終わりました」と妖しげにコメントすると、佐々木を艶(なま)めかしい 眼差しで見つめていた。
そこでスイッチが入ったのか、佐々木が「幸せな夜でした。思い出として一生残していきたい。理想の男性は玉木さんです」と告白すると、玉木も「ぼ くも理想の男性は蔵之介さんですね。また続きがやれたらいいですね」と妖しげに告白。そこですかさず阿部が「ねえ、どっちがネコでタチだったの?」とスト レートな質問をして、会場を笑わせていた。その後は大告白大会となり、堀北が「きれいで、かっこいい柴咲さんみたいな女性になりたい」、二宮が「理想の男 性は玉木さんです。(ラブシーンは)蔵さんが卑猥にしか見えないんですよね」と告白するなど、壇上はまさに大奥ならではの愛憎模様(?)が展開され、その 都度、会場は大盛り上がりだった。
本作は、男だけを襲う謎の疫病がまん延する江戸時代を舞台に、一人の女将軍に3,000人の美男子たちが仕える女人禁制の男の園、逆大奥をめぐるドラマを描く異色時代劇。野望や嫉妬(しっと)、策略に愛憎など、業が渦巻く濃密なドラマが展開される。
映画『大奥』は丸の内ピカデリーほか全国公開