スポーツ報知
>7月にKAT―TUNを脱退し、11月に全米ツアーを行う赤西仁(26)が3日、東京・青海のZepp Tokyoでファンクラブ壮行会を行った。脱退発
表後初めてファンの前に姿を現した赤西は「迷惑を掛けましたが、これから楽しくやりたい」と独立宣言。来年初頭には日本でのソロツアーを行い、日米同時の
CDデビューの構想も浮上した。ソロとなって初めて公の場となった赤西は、髪を少し短くしてステージに姿を現した。米国ツアーへのデモンストレーションとして、英語曲を中心に8曲を披露。ヒップホップやR&B色の強い新生・赤西を見せつけ、満員のファン約2700人から熱烈なエールを受けた。
今後の活動について「来年頭にはシングルして、その後はアルバムも出します。日本ツアー? 来年します」と発表すると、この日一番の大歓声が起こった。 ジャニーズ事務所によると、日米両方での活動を視野に入れ、海外にも強い大手レコード会社と交渉中という。赤西は「日本を拠点にして、アジアや米国、欧州 にも行けたら」と野望を語った。
全米デビューは、この日もイベントを見守ったジャニー喜多川社長にとっても大きな夢。初代グループ・ジャニーズが米国でのレコーディングまで終えなが ら、デビューが泡と消えた。「50年前を思い出す。全米1位を取るのも不可能ではない」。その言葉に赤西は「ものすごい感謝してますし、期待に応えられた らベスト」と話した。
7月に携帯サイトで「方向性の違い」を理由に脱退を発表したが、この日は改めて「やりたいことを優先したらこうなった。洋楽が好きでいつか世界に向けて 活動したかった」と説明。メンバー同士話し合うこともなく、“自然脱退”だったことも明かし「もともと個人個人で行動してたし、メンバーにとってはそんな にサプライズじゃなかったのでは。メンバーの動向? テレビを見てないので分からない」とクールに話した。ステージ上でもKAT―TUNについては触れな かった。
現在は日米を行き来しながら、アルバム用の新曲作りや英語の勉強に励んでいるという。今月中には渡米し、11月7日のシカゴ公演から5か所5公演のツアーに挑む。
◆錦戸駆け付けた 〇…この日は昼夜2公演を行ったが、夜公演には親友の錦戸亮(25)が花束を持って駆け付け「壮行に来ました」。大阪から来たという 高2女子は「脱退は個人的にはショックだったけど、赤西君らしいかも。ソロで新しい面が見れたし、ずっと応援していきます」。また横浜の高1女子は「赤西 君もKAT―TUNも両方応援します」と話した。