スポーツ報知より(以下一部抜粋)

>ジャニーズ事務所の先輩後輩に当たる少年隊の東山紀之(44)と生田斗真(25)が、蜷川幸雄さん(74)演出の舞台「サド侯爵夫人/わが友ヒットラー」(来年2月2日~3月2日、東京・渋谷のシアターコクーン)で共演する。

 文豪・三島由紀夫の代表戯曲を交互に上演する異例の舞台。18世紀パリ、特殊な性癖で有名になったサド侯爵を取り巻く女たちを描く「サド―」では、サド 侯爵夫人ルネ役の東山、ルネの妹アンヌ役の生田を始め、キャスト6人全員が女性役に挑む。東山は08年の舞台「さらば、わが愛 覇王別姫」以来2度目、生 田は初めての女装となる。

 三島が「サド―」と対をなす作品として書き上げた「わが友―」は、1934年のベルリンで起きたナチスの粛清事件(レーム事件)をもとにした戯曲。ヒトラーに粛清される主人公レームを東山、若き日のナチス党首ヒトラーを生田が演じる。

 今回の2作品を同じキャスト、同じセットで上演するという試みに、蜷川さんは「三島さんが望んで実現できなかったことにようやく応えてあげられる」。東 山は「三島由紀夫というとてつもなくでかい山を登ることになりました」。蜷川舞台初めての生田は「2作品ということでいつもの2倍飛んでくる灰皿をよける 練習から始めたい」と話している。平幹二朗(76)らが共演。